群馬大学理工学部・桐生魅力発信サークル「PLAYLIST」が独自の企画・取材・執筆で作り上げる「群大PLAYLIST PRESS」。地域の情報をサークル・メンバーならではのコンテンツでお届けしています。

初めまして。Playlistの戸塚です。ついに自分の番が回ってきたと思うと、緊張するのと同時に、とてもワクワクしますね。このような記事を書くのは初めてなので至らない点もあるかと思いますが、温かく見守ってください。
さて、静岡の人間である私がどのようにして桐生の魅力を伝えようか、ずっと迷っていたわけです。織物が有名だったり、球都と呼ばれるほど野球が根付いていたり、街並みが綺麗だったりと、挙げだしたらキリがないほど魅力的な街です。こんな街で大学生活の4分の3を送れる自分は幸せ者だと思いつつ、何を書こうか決められずにいました。
そんな中、桐生で3年間暮らして思ったことがあります。それは、
桐生は鉄道の宝庫
ということです。桐生市には、JR、東武鉄道、上毛電鉄、わたらせ渓谷鐵道の4社が乗り入れています。私が日常的に利用する駅は桐生駅ですが、車で桐生市内を走っていると本当に多くの駅があることを感じます。桐生市のホームページによると、桐生市には15もの駅があることがわかりました。特に相生町には6つあり、鉄道の宝庫と呼ぶに相応しい街です。

ここからは、なぜ桐生市が鉄道の宝庫といえるか、私の考えを少しだけ書きます。前述のように乗り入れ路線や駅が多いことも理由ですが、それ以外に重要な要素があると考えます。それは、桐生市には市街地も山間部もあり、多くの表情を見せる地域ということです。特に2005年に新里村と黒保根村を編入してからはよりそういった表情が際立つようになったと思います。そして、桐生市内を網羅するように鉄道が走っています。つまり、同じ「桐生市の鉄道」でも様々な雰囲気の中を走っているわけです。市街地の中心駅、他の地域と繋がる起点、山間部の風情ある駅舎や線路など、桐生市内を巡ると単なる交通機関としてではない、“文化”としての鉄道が見えてくるはずです。
というように、鉄道というものは地域の文化であり、象徴であるわけですが、私が個人的におすすめの桐生市内の駅を紹介します。
まず、東武鉄道の新桐生駅です。私が普段使用している駅は桐生駅で、新桐生駅にはあまり行く機会がないのですが、初めて行ったときの感動は未だに覚えています。まず、おしゃれでどこか懐かしい見た目の駅舎が目につきました。新桐生駅のような形の駅舎はあまり見たことがなかったため、つい眺めてしまいました。そして、東京都内へ向かう列車が入ってきたときは、この街が東京方面に繋がっていることを実感しました。他の地域とのつながりを感じ、落ち着きも与えてくれる駅です。

そしてもう1つはわたらせ渓谷鐵道の水沼駅です。飛地側の、旧黒保根村域にある駅です。ここの大きな特徴は、温泉が付いていることです。私はつい最近まで水沼駅を知らなかったのですが、夏に初めて行ったときは、「駅×温泉」という組み合わせが衝撃的でした。周囲は森に囲まれていて、その中心に駅があるので、何だかとてもワクワクします。ちなみになぜ行ったかというと、近くの施設でバーベキューをしたからです。そこもとても風情がありました。

いかがだったでしょうか。この記事は以上となります。桐生市にある多くの鉄道、駅のこと、それぞれに詰まった多くの魅力が、少しでも皆さんに届いていれば幸いです。
Playlist(元桐生CHARM)のインスタアカウント

QRをクリック(タップ)してもリンクしています!
「学生団体 Playlist」は、群馬大学理工学部の学生で立ち上げた団体です。団体名には、音楽を集めるように桐生の魅力を集めて紹介していこうという思いを込めています。理工学部のキャンパスがある桐生市を盛り上げていくことを目指しています! 桐生市役所による学生×桐生つながるプロジェクト『桐生つながるラボ』に所属しているメンバーがたくさんいます。



