過去の桐生タイムス紙面から、気になる記事を紹介する「わたらせさん、時をかける」。
今回は、2023年2月9日桐生タイムス紙面から「時をかける」!

2023年2月9日の紙面には、「感謝の祈り 白瀧神社で3年ぶり針供養」という見出しと、針塚の前で手を合わせる参加者の姿が掲載されていました。長く続いてきた伝統行事が、久しぶりに元の場所で執り行われたことを伝える記事です。
記事によると、「桐生織物」発祥の社とされる桐生市川内町五丁目の白瀧神社で、8日に針供養祭が行われました。群馬和裁専門学院の学生らが参拝し、使えなくなった縫い針に感謝の祈りをささげました。
針供養は、役目を終えた針を豆腐に刺して供養する儀式で、関東では毎年2月8日に各地で行われています。白瀧神社では1989年の針塚建立以降、毎年続けられてきましたが、新型コロナウイルスの影響で2020年を最後に、21年と22年は同学院内での実施となっていました。
当日は学生らおよそ10人が参加。果物や酒が供えられた針塚に手を合わせた後、豆腐に針を刺し、裁縫の上達などを祈りました。参加した学生からは、針への感謝や技術向上への願いが聞かれ、道具を大切にする心と、ものづくりの原点を感じさせるひとときとなったことが伝わってきます。
3年ぶりに神社の針塚で行われた針供養の記事は、日常の中で当たり前に使っている道具への感謝や、地域に受け継がれてきた文化の重みを、あらためて思い起こさせてくれます。



