チーム発足から2年。地域と一体となって成長する選手とチームを応援しよう!
サッカーJ3・ザスパ群馬の社会人女子チーム「ザスパ群馬ルミナス」。2024年春、太田市を中心に発足し、ゼロから歩み始めたチームは昨年、群馬県女子リーグ2部で全勝・無失点優勝! 今季から1部に昇格します。目標は2027年のなでしこリーグ参戦、そして最終的にはWEリーグ。地域で働きながら、地元とともに夢を追いかける彼女たちの挑戦を応援しましょう♪
ザスパ群馬ルミナスの挑戦
夢を追いかける選手らのゼロからのスタート
チームはザスパ群馬の運営会社「ザスパ」のフランチャイズとしてザスパ群馬レディーススポーツクラブ(本社太田市)が運営会社となり一昨年2月に発足。太田駅北口を中心とした地域活性化やスポーツを通したまちづくりなどに尽力してきた須永和昭社長が地域に溶け込みつつ女子スポーツ選手の地位向上をも視野に立ち上げたものでしたが、この時点ですべてがゼロ。ゼネラルマネジャー(GM)には元ソフトボール日本代表で北京五輪の金メダリスト三科真澄さんが就任し、須永社長とスポンサー探しや選手の就労事業所、練習場など協力者探しに奔走してきました。やがて、選手はそれぞれの目標やサッカーにかける夢を胸に全国から集まり地域で働きながら、応援する人々や事業所の支援を受けて練習を重ねています。

地域リーグ参入元年は全勝優勝、目指すは2027年の全国リーグ
チームは昨年、地域リーグに初参戦。群馬県女子サッカーリーグ2部で最多得点・無失点で全勝優勝、今季は同1部に昇格します。同時に全国リーグの「なでしこリーグ」参入に向けた申請も行う予定で、さまざまな条件のクリア次第ですが最短で2027年シーズンにリーグ参入がかない、最終目標のWEリーグへの扉が開きます。
そんな夢へ向けて今季のチーム編成が整い、5月のリーグ開幕に向けて、練習が開始されました。三科GMは「目標はもちろん優勝です。応援していただいている方々に面白いサッカーしてるな、楽しいなって思ってもらえることが選手たちも喜びを感じると思うので、そんなサッカーを目指してほしい」と世界を極めたアスリートとして抱負を語ってくれました。

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「サッカー×まちづくり」超地域密着型クラブ
ルミナスのもう一つの特徴は「超地域密着型クラブ」ということ。地域の人々の生きがいとなるチームを目指し、地域貢献・活性化に向けた活動に積極的に参加し、多くの人と交流しています。昨年参加したイベントは60件以上。コミュニケーションの場作りに「みそ&キムチ作り体験」など、サッカーとは無関係のイベントも開催しました。

須永社長は「まちづくりの中にチームを落とし込み、地域の方々とワクワクしながら一緒に育てていきたい。いつか、日本代表も出て『あの選手は私が育てたんだ』といった声が聞けたら最高ですね」と話します。
試合後、選手とファンが交流できる「FAN BASE」も開催。「私たちは地域への愛と未来への強い志を持っています。皆さんが一緒に夢を追いかけてくれたらうれしい」と須永社長は続けていました。
「地域と挑む。企業と走り輝く」働きながら夢を追いかける選手×受け入れ企業の挑戦/ザスパ群馬ルミナス FW中野怜那選手

サッカーへの夢を追いかけ、全国から集まってきた選手の多くは雇用受け入れパートナー企業で働きながら競技生活を送っています。みどり市笠懸町の永沢製作所にはFWの中野怜那選手が勤務。生産管理部の一員として現場を支えながら、サッカー選手との両立に挑戦しています。彼女の存在は同社の情報発信の活性化と認知度向上、社内の一体感づくりにも好影響を及ぼしているようです。
サッカーに集中できる環境を求めて選んだ職場
未経験から製造現場を支える重要な存在に
中野選手は兵庫県出身の27歳。なでしこリーグの岡山湯郷Belleなど関西方面で実績を積んだのち、オーストラリアのチームに渡り、2024年に帰国、25年にサッカーを続ける環境を求める中で「レベルが高い関東圏でやってみたい」とルミナス加入を決めました。勤務先候補の中から永沢製作所を選んだ理由は「体への負担が少なく、練習時間を確保できるサポート体制でした」と話し、事務職かつ定時退社がしやすい環境に配慮してもらえたことで、仕事と練習の両立が実現しているそうです。

同社は半導体製造装置部品の加工・研磨・不動態化処理を行う会社で中野選手は生産管理部で群馬県内の複数工場での工程表の作成や実績入力などを担当、製造現場を支える重要な役割を担っています。慣れないPC業務が中心で未経験からのスタートでしたが、周囲の丁寧な指導を受け、約1年が過ぎて今では業務を任される欠かせない存在に成長しました。
選手・スポーツ支援が
企業の魅力発信や人材確保の一助にも
生まれながらの関西人気質の中野選手のしゃべり口やキャラクターは職場に明るさももたらしています。同社は30〜40歳代の社員が中心を担っており、もともと元気にあふれる雰囲気でしたが、そこに中野選手もフィット、より活力ある職場になりました。これまで外部には会社の内容についてなかなか伝えきれなかった部分がある中、昨年9月、若手社員を中心にPR部を立ち上げ、SNSでの情報発信や地域イベントへの参加を強化するようになりました。ルミナスの試合観戦やイベントでの交流をきっかけに、社員同士のコミュニケーションも活発化。スポーツを通じた社内の一体感づくりと、地域との接点づくりが同時に進んでいます。PR部長を務める吉原卓司さんは「中野選手がSNSに登場し会社をPRしてもらう機会も増え、採用にもつながっている」と教えてくれました。
「会社のことをもっと知ってもらいたい」。そんな思いから始まった発信は、採用への反響にもつながり始めました。製造業という枠を超え、〝人〟や〝雰囲気〟が伝わる企業像づくりに取り組む姿勢は、若い世代にとっても魅力的な職場環境のアピールとなっているようです。スポーツ支援は、単なる〝応援〟にとどまらず、企業の魅力発信や人材確保の一助にも。
仕事と競技の両立に挑むアスリートの姿と、それを支える地元企業の取り組みは、地域が一体となって若者の挑戦を後押しする好例。中野選手が工場とピッチを往復する日々の中で、きょうも新たな物語が紡がれています。

〈イベント情報〉
2/21開催「KIRYU FES」に永沢製作所×ザスパ群馬ルミナス×コネクトがコラボ出展
2月21日に桐生ガススポーツセンター(桐生市民体育館)北駐車場で開催される「第4回KIRYU FES」にザスパ群馬ルミナスが出展、チームPRを行います。この日は永沢製作所と「想いをツナグ、刺繍やさん」のコネクト(桐生市堤町)ともコラボ、永沢製作所は企業紹介、コネクトは刺しゅうグッズの販売などを行います。
時間は8時から16時。詳細は永沢製作所インスタグラムまで。
ザスパ群馬ルミナス(ザスパ群馬レディーススポーツクラブ)
太田市東本町23—24ワープビル☎0276・55・2820
〈インスタグラム〉@thespaledies
(https://www.instagram.com/thespaledies/)
永沢製作所
みどり市笠懸町阿左美643—6☎0277・76・7131
〈インスタグラム〉@nagasawa_1961
(https://www.instagram.com/nagasawa_1961/)




