過去の桐生タイムス紙面から、気になる記事を紹介する「わたらせさん、時をかける」。
今回は、2004年4月17日桐生タイムス紙面から「時をかける」!

2004年4月17日の桐生タイムスの紙面をめくると、「新市名『太田市』に決定」という見出しが目に飛び込んできます。太田市と尾島町、新田町、藪塚本町による合併を前に、新しい市の名称と期日が決まったことを伝える記事でした。
記事によると、法定合併協議会で協議が行われ、新市名は「太田市」、合併期日は翌年3月28日と決定。名称については一般公募で多く寄せられた「太田市」と「新田市」の2案が最終候補となり、委員の間で意見が分かれる展開となりました。
協議では、「歴史的背景」を重視する声と、「知名度や経済的負担」を重視する声がぶつかり合い、最終的には記名投票で決着。32人の委員による投票の結果、23票対9票で「太田市」が選ばれたと報じられています。
また、合併後の議員の在任特例や報酬の取り扱いについても決定されるなど、新しい市のかたちが具体的に固まりつつある様子も伝えています。
現在の太田市の姿を思い浮かべると、このときの議論や決断が、まちの基盤を形づくった大きな節目だったことを感じさせられます。合併という歴史の転換点に立ち会った当時の人々は、どのような思いでその行方を見守っていたのでしょうか。あの日の選択は、いまの風景へと静かにつながっています。



