旅がらす本舗清月堂

 菓子製造販売の旅がらす本舗清月堂(高崎市下斉田町、糸井義一社長)は銘菓「旅がらす」に群馬のご当地ヒーロー、超速戦士G–FIVEのキャラクターをデザインしたパッケージの販売を開始した。G–FIVEと交流のあった警察出身の糸井社長が活動20周年を機に無償で開発協力したもの。群馬の銘菓とヒーローのコラボで群馬でしか購入できない旅がらすの魅力を再認識してもらい、G–FIVEを通して社会貢献していきたい考えだ。

開発協力した糸井義一社長

 糸井社長は県警警備部長や刑事部長など要職を歴任、在メキシコ日本国大使館(二等書記官)勤務など多彩な経歴を持つ。2008年には桐生警察署長も務めた。県警を定年退職後に親会社にあたるドンレミー(東京都)の専務に就任、14年から清月堂社長となり現在に至る。G–FIVEとは09年の高崎警察署長時代の防犯イベントで知り合い、以来、交流と支援を続けてきた。「長年、住みよい地域づくりのための活動を行ってきたG–FIVEを応援することは社会貢献事業にもつながる」と開発意図を語った。

 G–FIVE旅がらすは6個入り袋が600円、バラ1個90円(16枚入り箱1500円も販売予定)で売り上げの一部はG–FIVEの活動資金にもあてられる。近隣では現在、JR桐生駅構内の桐生市民活動支援センター「ゆい」、MEGAドン・キホーテ桐生店、東武鉄道新桐生駅売店「Think桐生」ほかで扱っている。

ゆいの近藤圭子理事長

 ゆいの近藤圭子理事長は「応援も兼ねてG–FIVEのPRになればうれしい」と語り、G–FIVEを運営するNPO法人グレート群馬ネットワークの野村彰理事長は「お心遣いにたいへん感謝している。群馬の銘菓としてG–FIVE旅がらすを大切に育てていきたい」と話している。

 問い合わせは旅がらす本舗清月堂(☎027・395・5281)まで。