浅間連峰の西側に位置する長野県東御(とうみ)市の湯の丸高原で30日まで、初夏の恒例イベント「湯の丸高原つつじ祭り」が開かれている。
湯の丸高原と群馬県側の鹿沢(かざわ)高原一帯は「花の高原」とも呼ばれる高山植物の宝庫。中でもレンゲツツジは約60万株もの大群落で、1956年には国の特別天然記念物にも指定されており、例年6月中旬~下旬の開花期には初夏の高原を朱色のじゅうたんを敷いたように鮮やかに染め上げる。また、湯ノ丸高原では牛の放牧も行われており、鮮やかなレンゲツツジとのんびりとした牛ののどかな景色が楽しめる。
22日は「つつじ祭りイベントデー」として、地元野菜の無料配布や特産品販売、ステージでのパフォーマンス、お楽しみ抽選会などの催しが行われる。時間は午前10時~午後3時。雨天決行。
また、つつじ平までの「夏山リフト」(午前8時半~午後4時半、大人〈中学生以上〉往復1300円、片道800円、小人〈小学生以下〉往復800円、片道500円)も30日まで運行される。
なお、湯の丸高原は上信越高原国立公園内に位置するため、ペットを連れての入園はできない。場所は車で上信越自動車道小諸インターチェンジから約17㌔。無料駐車場約1300台分あり。
問い合わせは信州とうみ観光協会(☎0268・62・7701)または、嬬恋村観光協会(☎0279・97・3721)へ。