観光案内やライトアップも
金沢の兼六園、岡山の後楽園とともに日本三名園の一つに数えられている茨城県水戸市の偕楽園で、春の訪れを告げる風物詩「第129回水戸の梅まつり」が開かれている。
江戸時代の1842年7月、水戸藩第9代藩主徳川斉昭公により造営された偕楽園は、本園内に100種類3000本、南側の田鶴鳴(たづなき)梅林に1000本の梅が植えられている。「梅まつり」は96年、水戸—上野間の鉄道開通を機に観梅列車が運行されたのが始まりで、以降、毎年多くの観光客がかぐわしい春の香りを楽しみに訪れる。
会期中には、土・日曜を中心に伝統芸能の実演や野だて茶会などの多彩な催しが予定されているほか、市民観光ボランティア「歴史アドバイザー水戸」による無料観光案内(会期中毎日、午前10時〜午後3時)や弘道館正門ライトアップ(会期中毎日、日没〜午後10時)なども行われる。花の見頃は例年3月上旬から中旬まで。
期間は3月20日まで。場所はJR常磐線水戸駅北口からバスで約20分。車は常磐自動車道水戸インターチェンジから約9㌔。
問い合わせは、水戸観光コンベンション協会(☎029・224・0441)へ。