栃木県那須塩原市の妙雲寺で31日まで、初夏を彩る恒例イベント「ぼたんまつり」が開かれている。
妙雲寺は800年以上の歴史を持つ臨済宗の名刹(めいさつ)で、寿永年間(1182〜85年)に平重盛の妹、妙雲禅尼が源氏の厳しい追っ手を逃れるため、山中深い塩原に草庵(そうあん)を結んで念持仏の釈迦(しゃか)を安置したのが寺の始まりと伝えられている。
塩原温泉の中心にある同寺の境内には「牡丹(ぼたん)を育てる会」の会員が丹精して手入れをしているボタン園があり、毎年5月中旬から下旬には3000株を超えるボタンが赤、白、紫、黄、ピンクなど色とりどりの見事な花を咲かせる。
開園時間は午前8時半〜午後4時半。入園料は500円。
場所はJR宇都宮線西那須野駅からJRバス塩原温泉行きで約40分「塩原門前」下車徒歩2分。車は東北自動車道西那須野塩原インターチェンジから約20分。
問い合わせは、塩原温泉観光協会(☎0287・32・4000)へ。