
今年もまた、馥郁(ふくいく)たる梅の香に包まれる季節がやってきました。全国各地の梅の名所では、趣向を凝らした梅まつりが盛んに行われています。箕郷と榛名の梅まつりは、今が花盛り。桐生からはどちらも1時間強のドライブです♪(写真は過去のものです)
箕郷梅林(高崎市)
立ちまるで雲海のよう!丘陵を純白に埋め尽くす絶景と甘酸っぱい梅香


榛名山の南麓、関東平野を一望する丘陵、敷地面積300㌶に、約10万本の梅がある箕郷梅林。その多くは生産に最適な樹齢10年から30年で、全国有数の梅の生産地となっています。中には樹齢100年以上の、見事な枝ぶりの古木も。
「みさと梅まつり」は2月23日から3月下旬まで開催予定。会場は二つあり、善地会場ではさまざまな散策路と見渡す限りの眺望が楽しめます。中でも、善地イベント広場(展望台)からの眺望は360度の大パノラマ。関東平野を一望する丘陵を純白に埋め尽くします。そのさまはまるで雲海のよう。
蟹沢会場では梅公園周辺に、特産品を扱う土産物店が出店します。絶景と甘酸っぱい梅香を楽しみながら、お気に入りの「梅」を探してみてはいかがでしょうか。

観梅モデルコースも3コース用意されています。善地会場コースは約2㌔約45分、蟹沢会場コースは同2.5㌔同50分、全ポイント周遊コースは同3.5㌔同80分。時間の都合や体力に合わせて楽しみましょう。
駐車料金は、善地会場、蟹沢会場とも、軽・普通車300円。
みさと梅まつり/期間中のイベント
▼グルメ企画▲
梅まつり開催に合わせ、今年初めての試みとして、梅の消費拡大と地域の活性化を目的に、箕郷の梅を使ったグルメ企画を実施しています。

箕郷地域の小中学校の給食で梅を使用した料理を提供したほか(レシピはみさと梅まつりサイト上で公開)、高崎シティギャラリー喫茶室「アトリエ」では、11日に豚肉ソテーの梅ソースがけ(700円)、19日に梅と水菜のパスタ(同)を、牛伏ドリームセンターでは31日まで、高崎うどんと梅のかき揚げ(500円)、梅風味から揚げ定食(同)を、それぞれランチメニューとして提供します。ぜひ、この機会に、観梅だけでなく、地元食材の「梅」を楽しみましょう。
▼イベント▲

8日・9日/高崎産の梅グルメをキッチンカーで期間限定販売。8日限定でぐんまの梅を応援する会「うめのわ」によるカリカリ梅の無料配布。
梅まつり期間中、梅の切り枝無料配布。ただし、無くなり次第終了。
【問い合わせ先】
みさと梅まつり/高崎市箕郷支所産業課☎027・371・9065
榛名梅林(高崎市)
榛名山を背景に、丘陵一帯が白一色に

上毛三山の一つ、榛名山を背景に広がる榛名梅林。400㌶に、約12万本の梅が植えられています。開花時期には丘陵一帯が白一色の花に埋め尽くされ、梅の香りが辺り一面に広がります。梅林内には無料で散策できる観梅コースがあり、見晴らし台からは、自然のままの雄大な景色が一望できます。観梅エリアに用意された小駐車場には、梅製品等を販売している売店もあります。

8日、15日、16日は梅林駐車場(榛名文化会館エコール)から観梅エリアまで無料シャトルバスを運行。16日の梅祭り当日のみ、JAはぐくみ臨時駐車場—梅林駐車場—観梅エリア間で運行。
榛名文化会館エコール 榛名の梅祭り
16日、榛名文化会館エコール(高崎市上里見町1072の1)で、榛名の梅づくしイベントを開催。
〈無料サービス〉
10時から。梅おこわ(もち米を炊いてカリカリ梅とまぜたおこわ)、甘酒、梅ジュース、梅干し。
〈特産品即売〉
10時から。榛名の梅製品(梅干し等の加工品)、梅うどん(梅を練りこんだピンク色の麺、1人前100円)。
〈イベント〉
9時30分から上州榛名太鼓演奏、10時から野だて(小ホール)、10時5分から高崎経済大学GleeClubによるアカペラ演奏、10時30分から榛名音頭、11時10分から箏・尺八演奏(小ホール)、11時30分からチアダンス、12時5分から高崎経済大学GleeClubによるアカペラ演奏、12時50分からビンゴゲーム。



【問い合わせ先】
榛名の梅祭り実行委員会(高崎市榛名支所産業観光課内☎027・374・5111)。
はるなふれあいの郷 はるな梅フェア
31日まで、JAはぐくみはるな農産物直売所はるなふれあいの郷(高崎市上里見町252の1☎027・374・2240)で開催。
梅ジャム、甘露煮、カリカリ梅製品、梅干しなど梅製品の販売。9時30分から18時まで。水曜定休。
謎解き宝探しゲーム
「ナゾトキクエスト」inぐんま三大梅林

23日まで、謎解き宝探しゲーム「ナゾトキクエスト」inぐんま三大梅林が開催中です。
高崎市・安中市で宝の地図の謎を解き、宝箱を見つけ出す謎解き宝探しイベント。
イベント詳細は、ぐんま三大梅林振興会議(高崎行政県税事務所内☎027・322・4681)へ。
