華麗(カレー)なるレトルトカレーの世界へ
県内各地の道の駅では、群馬の魅力がギュッと詰まったご当地レトルトカレーが大人気! 前編の「北ルート」に対し、今回の後編は「西ルート」。「1日でどれだけご当地レトルトカレーをゲットできるか?」チャレンジは、前回同様です。財布と相談しながらのご当地レトルトカレー爆買いツアー。再び、華麗(カレー)なるレトルトカレーの世界へようこそ♪
(情報は4月上旬現在のもの、行程時間は有料道路不使用です)
おおたから甘楽、しもにたを経て、ご当地カレーの聖地、上野へ
群馬県内の「道の駅」の中から観光地に向かう途中に立ち寄れそうな道の駅に的を絞っての爆買いツアー。今回の後編は、「奥多野・妙義方面」の西ルート。群馬県土地整備部道路管理課発行の「ぐんまの道の駅ガイドマップ」の地図にある「奥多野・妙義方面」を1日かけて行けるだけの道の駅を回り、今回もご当地レトルトカレーを買いまくりました。おさらいになりますが、ご当地の定義は、私見ですが「その土地の食材を使っていること、製造者が群馬県内にあること」「その道の駅だけで販売していること」などとしました。
桐生タイムス社発の想定ルートは、おおたから甘楽、しもにたを経て、上野を最終の目的地とし、時間に余裕があれば、帰社の途中に通る、万葉の里、ららん藤岡も視野に入れました。
道の駅にある物販店の営業時間は、午前9時〜午後5時がほとんど。買い物できる時間は正味8時間と限られます。それでは、再び、どうぞごゆるりとお付き合いください。
おおた

桐生タイムス社からは40分強、午前9時に到着。地産地消をうたう道の駅です。ご当地レトルトカレーは産直所で。上野村の猪豚カレー、すでに購入済みのもつ煮カレーもありましたが、お目当ては五穀牛カレーです。※今回も塩分相当量を表記します。

- 五穀牛カレー(230㌘、1080円、塩分相当量2・2㌘)。
穀物が豊かに実る「五穀豊穣(ほうじょう)」のように健康な牛を育てたい、そんな思いから太田市の牧場でカレーのために育てた五穀牛。たっぷり230㌘。「甘くさっぱりとした牛をご賞味ください」とパッケージに。
おおた
太田市粕川町701—1
0276・56・9350
甘楽

おおたから甘楽までは約1時間15分。地元物産品が充実しているとの事前情報から、もしやと思い立ち寄ると、一条もんこさん監修のカレー、上野村のカレーのほかに群馬産三姉妹カレーなるものが。ここでは三姉妹カレーをゲット。

- 牛すじカレー(200㌘、1188円、同2・6㌘)。
まえばし赤城で既に購入済みですが、三姉妹カレーの長女という触れ込みなので改めて購入。 - 上州麦豚カレー(200㌘、680円、同2・5㌘)。
角切り野菜と群馬産銘柄豚の上州麦豚をじっくり煮込んだ、風味豊かなカレーで、次女。中辛。 - 赤城どりカレー(200㌘、702円、同2・6㌘)。
角切りにした群馬産赤城どりに県産野菜を加え、じっくり煮込んだチキンカレーで、三女。中辛。赤城どりは全飼育期間、抗生物質、合成抗菌剤を与えず飼育した鶏肉。
甘楽
甘楽町小幡444—1
0274・74・5445
しもにた

甘楽からは30分ほどの距離。上野へは峠越えになるので、トイレ休憩も兼ねて立ち寄ると、前述のカレー三姉妹、もつ煮カレーに加え、道の駅しもにた限定販売のカレーを発見。5食セットで定価1890円が1000円というお試し価格。下仁田町のウエハラ製造なので、ご当地と認定。

- ポークカレー(150㌘、200円、同2・1㌘)。
5種類の野菜、2種類のカレーフレークを使用。食べやすさと程よい刺激が食欲をそそります、という触れ込み。
しもにた
下仁田町馬山3766−11
0274・82・5858
上野

しもにたからは佐久穂方面に向かい、峠を越えて上野村へ。移動時間は40分、午後3時の到着です。ここはご当地レトルトカレーの聖地、真打登場です。
ご当地カレーは6種類、さまざまなメディアで紹介されているカレーもあります。パッケージも統一感があり、村を挙げて、上野村の物産に取り組む姿勢がひしひしと感じられます。

プラムのカレー/白まいたけのホワイトカレー/うえの村うり坊カレー
- 猪豚(いのぶた)キーマカレー(170㌘、560円、同3・4㌘)。
上野村特産の猪豚肉をぜいたくに使い、オリジナル野菜ベースでこく深い味に仕上げたキーマカレー。「1番人気のカレーです」と販売スタッフ。 - 猪豚キーマカレートマト風味(170㌘、560円、同1・8㌘)。
猪豚肉と上野村産ミニトマトをたっぷり使い、爽やかで深みのある味に仕上げたキーマカレー。 - きのこカレー(210㌘、540円、同2・0㌘)。
上野村特産の肉厚シイタケをたっぷり使った、キノコの食感とクリーミーな風味が楽しめるカレー。TBSテレビ「THE神業チャレンジ47都道府県ご当地カレー」で紹介。 - 白まいたけのホワイトカレー(200㌘、560円、同2・4㌘)。
しゃきしゃきの白マイタケとシメジがたっぷり。クリーミーでスパイシーな風味。ユニークな味わいのカレー。 - プラムのカレー(200㌘、540円、同2・8㌘)。
上野村特産のプラムを使用した、さわやかな酸味と甘さが特徴のカレー。 - うえの村うり坊カレー(140㌘、450円、同1・0㌘)。
上野村産の猪豚肉を使用した、甘口のカレー。かわいいうり坊のイラスト、グラム数から子供向けのカレーかな。
上野
上野村大字勝山甲131
0274・59・2665
ドライブを終えて
帰途は万葉の里、ららん藤岡をのぞいてみましたが、特筆すべきご当地は見当たらず、爆買いツアーは上野で終了。
購入したご当地レトルトカレーは11品、15個、合計7860円。最安値はうえの村うり坊カレーの450円、最高値は牛すじカレー1188円でした。
※「北ルート」の前編はこちら→「道の駅 ご当地レトルトカレー 爆買いツアー【前編】」
「カレーライス物価」から考える、ご当地レトルトカレーのコスパはいかに?
「カレーライス物価」とは、カレーライスを家庭で調理する際に必要な原材料や光熱費などの価格(全国平均)を基に算出し、食卓に与える物価高の影響を可視化したもの(帝国データバンク調べ)。2025年2月時点で一食当たり407円。米や野菜、輸入牛などの高騰で、11カ月連続で最高値を更新しています。
カレーライス物価を構成する費用の内訳で、最も高いのが、全体の約5割を占める「カレー具材(肉・野菜)」で、209円。対して、ご当地レトルトカレー価格はその2倍から6倍。
これを安いとみるか高いとみるかは、あなた次第。でも旅の思い出はプライスレス!
