まだまだ暑さが続く日々。スーパーの店内の涼しさは炎熱の中のオアシスですよね。スーパー特集第2弾は賢いスーパー活用術。スーパーに詳しいといえば、「中の人」ということで、フレッセイ本部のバイヤーさんに「肉・野菜・魚」の選び方などについて聞きました。

畜産バイヤーさんが教える
肉をもっとおいしく、もっとお得に

 夕食の献立に欠かせない肉。でも、「どの肉を選べばいいの?」「まとめ買いした肉はどう保存すればいい?」と悩む人も多いのではないでしょうか。フレッセイ商品本部の畜産チーフバイヤー・野上博之さんに、肉売り場の最新事情や、おいしく食べるためのコツを聞きました。

「豚」が主役、
「牛」はハレの日のごちそう

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 精肉売り場は大きく「牛肉」「豚肉」「鶏肉」「ひき肉」の四つに分かれています。その中で最も売れているのは豚肉で約半数を占め、次いで鶏肉。牛肉は全体の1割強ほどだといいます。

 「牛肉は〝ハレの日のお肉〟。イベントやお祝いのときに買われるお客さまが多いですね」と野上さんは話します。お盆や年末年始、家族の祝い事など「特別な日」に売れ行きが伸びるそうです。

 牛肉の好みにも変化が見られます。以前はサーロインやカルビなど、脂ののった霜降り肉が人気でしたが、現在はモモ肉や肩ロースなど赤身中心の部位が伸びているそうです。

 「健康志向や高齢化の影響もあるのか、脂の少ない肉を選ぶ方が増えています」。肉の好みからも、食生活の変化がうかがえます。

 一方、家計の味方である豚肉や鶏肉。こちらは輸入量や為替などの影響を受け、価格は上昇傾向にあります。身近な食材にも、世界の動きが影響しているようです。

まとめ買いは
「すぐ冷凍」が正解

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 最近は大容量パックを購入し、小分けにして冷凍保存する家庭が増えています。ただし、そのままトレーごと冷凍するのはおすすめできません。

 野上さんによると、おいしく保存するポイントは次の三つです。

▶︎ 冷凍はできるだけ早く行う
▶︎ トレーから取り出し、小分けにする
▶︎ キッチンペーパーでドリップ(水分)を拭き取ってからラップで包む

また、解凍は電子レンジや流水ではなく、冷蔵庫でゆっくり自然解凍するのが肉のおいしさを保つコツだそうです。

焼くだけで一品完成!
味付き肉が人気

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 共働き世帯の増加などを背景に、近年人気が高まっているのが「味付き肉」です。
 各スーパーではメーカー品ではなく、自社オリジナル配合のたれを使った商品づくりに力を入れています。プルコギやしょうが焼き、スパイス味、夏限定のレモンだれなど種類も豊富。
 「スーパーごとに味へのこだわりがあります。いろいろなお店の味を食べ比べてみるのも面白いですよ」と野上さん。忙しい日の時短メニューとして、今後も人気は続きそうです。


農産バイヤーさんが教えてくれました
野菜はスーパーで唯一「生きている」商品

 野菜売り場には一年中さまざまな野菜が並んでいますが、「どれを選べば新鮮なの?」「旬っていつ?」と迷うことも少なくありません。

 「野菜はスーパーで売られている商品の中で、唯一、生きたまま並んでいる商品なんです」。フレッセイ商品本部の農産バイヤー・傳住邦彦さんが最初に教えてくれたのは、意外な事実でした。

 生きているから店頭でも呼吸を続けています。しかし、水分を少しずつ失いながら鮮度が落ちていくため、時間がたつほど皮にしわが寄ったり、ハリがなくなったりするのだそう。肉や魚とは違い、「生きている」という視点で野菜を見ると、新鮮さの大切さがよく分かります。

 スーパーをより楽しむポイントは3つあると菅原さんは教えてくれました。

レタスは「軽い」、
キャベツは「重い」が正解

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 野菜は「重い方がおいしい」と思われがちですが、種類によって見分け方は異なります。

 レタスは、巻きがゆるく、ふわっと軽いものがおすすめ。巻きが強く重いものは、苦みやえぐみが出始めていることがあるそうです。一方、キャベツはしっかり巻いて重みのあるものを選びます。

 ブロッコリーは全体が濃い緑色で、つぼみが黄色くなっていないもの。ナスは皮に光沢があり、ハリのあるものが新鮮です。

秋は「旬」を味わう季節

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 秋になると、カボチャやゴボウ、大根、ニンジンなどの根菜類がおいしい季節を迎えます。

 便利な時代になり一年中同じ野菜が並びますが、本来の旬に食べるのが一番おいしく、栄養も豊富なのだそうです。「旬の野菜は栄養価が最も高く、自然とおいしさも増します」と傳住さん。

 また、大根は部位によって味が異なります。上の部分は甘みがあり煮物向き、下の部分は辛みが強いため大根おろしにぴったり。料理によって使い分けると、さらにおいしく味わえます。

 秋は野菜だけでなく果物も充実する季節です。特にリンゴは、つがる、秋映、シナノスイート、シナノゴールド、陽光、ふじなど、多くの品種が次々と店頭に並びます。「品種によって甘みや酸味が違うので、食べ比べを楽しめるのも秋ならではです」

 梨も幸水、豊水、秋月など旬を迎え、秋の味覚を存分に楽しめる季節になります。

ニンジンは
皮ごと食べても大丈夫?

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 最近は「野菜は皮ごと食べた方が栄養がある」と耳にする機会も増えました。

 傳住さんによると、スーパーで販売されているニンジンや大根などは土を落として出荷されていますが、家庭でもう一度よく洗えば皮ごと食べても問題ないそうです。「皮の近くに栄養が多いといわれています。ただ、皮が厚く感じるものもあるので、お好みで使い分けてください」

 ピーラーで薄くむくか、そのまま調理するかは、好みに合わせて選べばよいとのことでした。


水産バイヤーさんに聞く
魚の見分け方や秋に味わいたい魚

 鮮魚売り場に並ぶ魚を前に、「どれが新鮮なの?」「脂がのった魚はどう見分ける?」と迷う人も多いのではないでしょうか。フレッセイ商品本部の水産バイヤー・田中宏さんと田島武弘さんに、魚の見分け方や秋に味わいたい旬の魚について聞きました。

秋の魚といえばやっぱりサンマ

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 秋におすすめの魚として、田中さんと田島さんがあげたのは「サンマ」「サバ」「秋鮭」「戻りガツオ」。

 中でもサンマは、その名に「秋」の字が入る秋の代表格。塩焼きにして、大根おろしや新米と一緒に味わうのがおすすめです。

 冷凍技術の進歩により、サンマは一年を通して食べられます。旬の時期に水揚げされたものをすぐに冷凍しているため、冷凍品でも十分なおいしさがあります。それでも二人がすすめるのは、一度も凍らせていない生サンマです。

 「生のサンマは、内臓のほろ苦さと脂のうまみを一緒に楽しめます。ぜひ新米と一緒に食べていただきたいですね」と田中さんは話します。

 生サンマは例年、お盆を過ぎたころから売り場に並び始め、特に8月後半から9月ごろに脂ののったものが多く出回ります。漁の状況や海水温によって時期や魚体は変わりますが、旬の味覚を楽しめる貴重な季節です。

新鮮な魚は「目」と「色つや」を見る

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 一尾の魚を選ぶとき、まず確認したいのが目と表面の色つやです。鮮度が落ちると目は次第に濁り、魚の表面も輝きを失っていきます。目が澄んでいて、皮に光沢があるものを選びましょう。

 サンマなどの脂ののりを見分けるときは、魚を横から見るだけではなく、頭側から胴体の厚みを確認するのがポイントです。上から見たときに胴体がふっくらと太く、厚みがある魚ほど、脂がのっているそうです。目や色つやと合わせて、魚の〝ふっくら感〟にも注目してみましょう。

秋には脂ののった「戻りガツオ」も

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 秋の味覚はサンマだけではありません。

 春から初夏に日本近海を北上するカツオは、秋になると南へ戻り始めます。この時期の「戻りガツオ」は、餌をたっぷり食べて脂がのっているのが特徴です。スーパーでは一尾ではなく、主に刺し身やたたきとして販売されています。ショウガやニンニクなどの薬味と一緒に、旬ならではの濃厚な味わいを楽しめます。


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フレッセイ
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