受楽寺(太田市)

桐生市内から車で約35分にある受楽寺は、正式名は離悩山悉除院受楽寺(りのうざんひつじょいんじゅらくじ)といい、浄土宗のお寺です。至徳元(1384)年、安蓮社任意上人によって、太田金山南面に開山されました。その後、天正元(1573)年には太田駅付近に移転しました。しかし、太平洋戦争の時の空襲により焼失し、現在の地に移りました。

山門の右側に広々した駐車場があります。山門は文化元(1804)年の建立で、戦火を逃れたため昔の面影をとどめています。


境内に入ると正面に本堂があり、手前左側に太田七福寺めぐりの大黒天の石像があります。本堂に歩みを進めると、驚いたことに自動ドアで扉が開きました。

ご本尊は阿弥陀如来で浄土宗は法然上人を宗祖とした仏教の宗派です。「南無阿弥陀仏」の念仏を唱えることで極楽浄土に往生できると教えています。
本尊の右側には大黒天像があり、その手前にはお札やお守りなどが置かれていました。


行事としては毎月1回受楽寺の庫裏の一室を会場にして写経会を開催しているそうです。心を落ち着かせ集中することによって、せわしない日常を離れることができるように思われます。写経やご朱印を希望する場合には、事前に問い合わせください。

【情報】
住所/太田市金山町21-5
電話/☎0276・22・3730(住職/加藤亮一さん)