進雄神社(高崎市)

桐生市街地から車で約1時間10分の場所にある進雄(すさのお)神社は、国道354号を道の駅「玉村宿」方面へ進み、その先を左折したところにあります。まず驚くのは駐車場の広さ、境内も広々としており緑豊かな木々が生い茂っていました。パワースポットともいわれています。
鳥居をくぐり進むと、夏越の祓(なごしのはらえ)の茅(ち)の輪くぐりがありました。右側には弁天池、その奥には神楽殿、正面に拝殿があり、拝殿の隣にはお稲荷様が祭られています。





進雄神社の歴史は古く、869(貞観11)年、疫病が諸国にまん延の際、清和天皇の命により、疫病鎮静祈願のため尾州(愛知県西部)の津島神社から、神様を招いて創建されました。1057(天喜5)年、源頼義が奥州へ向かう際には武運長久を祈願し、戦国時代には武田、上杉、北条などの安堵(あんど)状や戦勝祈願文などが残されています。江戸時代には3代将軍・徳川家光から御朱印地30石が寄進され、「天王宮」という社号で、地元の人たちからは「天王様」の呼び名でも親しまれ、病気平癒・厄よけ・安産などのご神徳があるといわれています。明治期の神仏分離により社号は「進雄神社」と改められ、現在に至っています。
拝殿の左側には社務所があり、3種類のご朱印がありました。かわいい女の子が描かれたご朱印は群馬県出身の美術作家「佐々木茜」さんとのコラボです。



社務所隣のロビーを抜けると池があり、その奥に真っ白なクジャクが2羽、その手前に普通のクジャクが2羽いて、どちらも羽を広げていました。


進雄神社は「上州神玉巡り」の7社のうちの1社であり、その神玉には白いクジャクが描かれています。
住所/高崎市柴崎町801
電話/☎027・352・1839(宮司/高井正文さん)
