西小保方八幡宮(伊勢崎市)

南鳥居

 桐生市街地から車で約30分。桐生伊勢崎線を伊勢崎方面に進み、スマーク伊勢崎手前の西小保方町交差点を右折して進むと、右手に赤い鳥居が見えてきます。

雷電神社など
社殿

 八幡宮は、慶長5(1600)年に久方源兵衛が小保方村の領主となり、武運長久と領土安穏を祈願して神田を寄進し、社殿を創建したのが始まりとされています。その後、西小保方と上田の二村の産土神として村社となりました。明治42(1909)年12月には、西小保方の雷電神社と上田村の琴平宮を合祀(ごうし)し、現在の形になりました。主祭神は誉田別命(ほんだわけのみこと)です。

 祭日は4月の例大祭、10月の秋季例祭、正月2日の歳旦祭。今回はその秋季例祭を取材しました。西小保方町と上田町の区長や三役、班長、6人の氏子総代が参列し、諏訪宮司の祝詞から厳かに式典が始まりました。

ご開帳された本堂(写真奥)
秋季例祭

 本殿の中には、西小保方の八幡様と金毘羅様の二つの社が並んでおり、御開帳ののち、一人一人が玉串を奉納しました。上田町の西側には、今も湧き水がこんこんと流れる「天ケ池」があり、水の神である金毘羅様と、武運長久をうかさどる八幡様が並んで祭られている理由を教わりました。

本堂内にある八幡様の建物と金毘羅様の建物

 なお、宮司は常駐していないため、ご朱印の授与は行っていません。


【情報】

住所/伊勢崎市西小保方町2番地
電話/☎0270・62・2296(宮司・諏訪信雄さん/氏子総代・小島隆さん)