【関根の回】参加した桐生市で行われていた催しもの

日本遺産認定10周年記念「桐生にもある日本遺産」オリジナル御朱印風スタンプラリー

　まず8月末に、”日本遺産認定10周年記念「桐生にもある日本遺産」オリジナル御朱印風スタンプラリー“をPlaylistメンバー4人で巡ってきました！

　こちらは、桐生市が日本遺産「かかあ天下　ぐんまの絹物語」の認定10周年を記念し開催されたスタンプラリーで、市内にある文化財を6件巡るという企画でした。

　私たちは有鄰館を皮切りに、織物記念館、白瀧神社、絹撚記念館、織物参考館紫、後藤織物の順にまわりました。私は最初にまわった有鄰館と織物記念館は、桐ラボでの活動の一環で、桐生七夕祭りにワークショップを出させていただいたときと、桐ラボが桐生を散策してみました!のときに、それぞれ拝観したことがありました。しかし、他4つの文化財は訪れたことがなく、はじめて足を運びました。

　今回訪れた中で印象に残ったのは絹撚記念館です！洋風の石造建築の建物で、大正6年に建てられたそうです。時代を経ても、桐生市にこのような魅力的な建物が残っていることが素敵だと思いました。

　そもそも桐生市にある織物に関連した文化財が、日本遺産に登録されていることをあまり知らなかった私は、このスタンプラリーをきっかけに、文化財を巡ってみて、桐生市の歴史や変遷についてまた少し学ぶことができました。

勝手に総合計画

　続いて9月上旬に”勝手に総合計画“の第2回に参加させていただきました！

　こちらは「桐生の未来をみんなでつくろう」を理念とし、民間、企業、大学、市民が自ら総合計画を議論し構想していくという取り組みです。

　総合計画とは、地方自治体が策定する、まちづくりの最上位となる行政計画のことです。かくいう私もこの会に参加させいただき、はじめて総合計画というものを知りました。この”勝手に総合計画”では、2028年度から始まる桐生市の第7次総合計画を、より市民が主体となって作成していくという構想です。

　今回は、群馬大学の地域との共創の場として新設された6号館で会合が開かれました。講演では、群馬大学の天谷教授や東洋大学の市川教授が「ローカル5Gを使ったリモートDXイノベーション創出拠点」や「ローカルにイノベーションを実装する」などのお話を聞きました。桐生市を実験未来都市として、都市部とは違う価値を見出していくということや、技術を持つ大学や桐生を生活の拠点としている市民、行政とのコミュニケーションが地方都市の衰退、停滞の打開に必要だという熱量のたくさんこもったお話を聞き、桐生をまだまだ盛りあげたいと考えている人が、いろいろなところにいて、さまざまな行動を起こしていることを感じました。

　懇親会では、桐生市の未来を考えるレクリエーションをしつつ、そこでは”勝手に総合計画”の代表の板橋教授をはじめとする群馬大学の人や、地域のお店や企業の方々、市役所や市議の方など、多岐にわたる人との交流がみられました。

　地域社会を盛り上げるための技術や「価値」の重要さを学んだり、普段なかなか関わる機会のない人とお話したりすることができ、桐生市の魅力発信に取り組んでいるPlaylistの一員としてこのような場に参加させていただくことができ、とてもうれしく思いました。