県立桐生高校が進路意識の向上を目的に、東京大学の学生団体「FairWind(フェアウインド)」と連携した「東大体験・見学ツアー」を実施しました。現役東大生による勉強法のアドバイスやキャンパス見学を通じ、生徒たちは東大をより身近に感じ、学習への意欲を新たにしました。
(2025年10月18日付「みんなの学校新聞」記事から)
東大生が勉強法をアドバイス

県立桐生高校(新井高広校長)は10月12日、東京大学の学生団体「FairWind(フェアウインド)」の協力を得て、「東大体験・見学ツアー」を実施した。
同校が今年度から立ち上げた「東大プロジェクト」の一環で、進路への意識を高めることが目的。希望した1年生13人、2年生8人の計21人が参加した。「FairWind」は、地方出身の中高生に向けて東大受験や進学に関する情報提供、学習支援などを行う学生団体。当日は29人の現役東大生が参加し、桐高生に勉強法や部活動との両立法などをアドバイスした。
午前10時から午後4時までのプログラムでは、まず3人の東大生が「勉強の戦略」「部活と勉強の両立」などをテーマに、自身の受験体験を交えながらプレゼンテーションを行った。
続くワークショップでは、具体的な勉強計画の立て方や学習法について、東大生がマンツーマンで助言。同行した藤生和弘教諭によると「生徒21人に対して東大生29人だったので、東大生2人から個別にアドバイスを受けられ、かなりぜいたくな時間になった」という。その後は安田講堂や図書館など、キャンパス施設を見学した。



「東大を身近に感じた」/前向きな声
参加した生徒からは「東大という存在を身近に感じ、進学できるのではないかという希望が持てた」「受かるためだけでなく、入学後の話も聞けてよかった」「勉強へのモチベーションが上がった」といった前向きな声が多く寄せられた。
ツアー後に実施したアンケートでも、参加した生徒全員が「学習への意欲が高まった」「東大への関心が深まった」と回答した。
藤生教諭は「反応がとても良く、手応えを感じている。今後も進路の恒例行事として続けていきたい」と語った。
(編集部)
本記事は「みんなの学校新聞」で読むことができます
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