過去の桐生タイムス紙面から、気になる記事を紹介する「わたらせさん、時をかける」。
今回は、2001年12月13日桐生タイムス紙面から「時をかける」!

今から24年前、2001年12月13日の桐生タイムス紙面を開くと、「桐生駅にエスカレーター 来年3月使用開始へ」という見出しと、工事中の桐生駅の写真が目に留まります。今では当たり前となった駅のエスカレーターですが、当時は両毛線でも設置駅が限られており、桐生駅でも整備が進んでいることが伝えられていました。
記事によると、エスカレーターが設置されるのは上下ホームの前橋寄りの階段わき。2001年11月半ばに着工し、翌年3月の運転開始を目指して作業が進められていました。始発から終電まで連続運転する予定で、これまで車いす利用者向けとして使われていた昇降機は、エスカレーター完成後に役目を終えることも紹介されています。
JR東日本では当時、駅のバリアフリー化を段階的に進めており、桐生駅も県と市の補助を受けて設置が決定。記事には、翌年4月からエレベーター工事が始まる計画であることも記され、駅の利便性向上に向けた取り組みが着実に進んでいた様子がうかがえます。
あの頃の工事を覚えている方もいるのではないでしょうか。改札へ向かうたび、変わりゆく駅の姿を思い出す方もいるかもしれませんね。



