寒いうちから咲き始めるかれんな花に出合うと、春の息吹を感じてわくわくしませんか? 今週は近隣で楽しめる早春の花々を紹介します。

※花の写真は昨年以前のものもあります。

クリスマスローズガーデン
12年前から育て続けている庭/里山に広がる 冬から春の花景色

 クリスマスローズ、スノードロップをメインに、冬から早春に咲く花々が地植えされた里山ガーデン。鳴神山の麓に位置し、園主の木村聡さんが約7年かけて遊歩道の整備や植栽を行い、2021年2月にオープンしました。

 取材に訪れた2月の下旬、入場門から向こうは満開の白梅。クリスマスローズ、スノードロップも次々に咲き始めていました。うつむいて咲くクリスマスローズの撮影に手間取るリポーターに、「ほとんどのクリスマスローズは下向き咲きだよ。後ろ姿がきれいな美人さんと呼んでいる」と木村さん。色・形が多種多様で育てやすいのも魅力なのだとか。

 段々に連なるクリスマスローズの小道を歩いていくと、かれんでかわいらしいスノードロップの群生が。「桜と相性が良いから下に植えてみた」。自然の里山を生かした同園は木の花も豊富。沢の音が聞こえ景色も良く、ここに居るだけでリラックスできそうです。

 4月第1週まで無休で開園予定。園内で食事や喫煙はできません。開園中は苗の展示販売もしています。

【情報】

クリスマスローズガーデン
桐生市川内町5-3009
0277・46・6688
10時〜16時
入園料一人500円


桐生自然観察の森
里山の自然を守り育てる/早春の花を訪ねて散策

 桐生市周辺の里山環境を保護・育成する目的で開設された同所では四季折々の植物、昆虫、野鳥などが観察できます。3月に見られる主な花はツノハシバミ、ミヤマウグイスカグラ、チョウジザクラ、アブラチャン、ダンコウバイなど。取材日(2月19日)に咲き始めていたヤブツバキ、シロヤブツバキなどもまだ楽しめそうです。


取材時に咲いていた
マンサクとヤブツバキ

 ネイチャーセンターを訪ねると「桐生自然観察の森友の会・植物クラブ」のみなさんが声を掛けてくださり、森を案内していただくことに。スタート付近にはフクジュソウとマンサクが、まだ寒い中けなげに黄色い花を咲かせていてほっこり。3月すぎに咲き始める木の花を説明いただきながら約20㌶の園内を歩くこと1時間半。遊歩道を上ったり下ったり良い運動になりました。

 自然保護のため園内での動植物採集、喫煙、火気の使用は禁止されています。また他の人のじゃまにならないよう静かに観察を楽しみましょう。

〈取材協力〉桐生自然観察の森友の会・植物クラブ

【情報】

桐生自然観察の森
桐生市川内町2-902-1
0277・65・6901
9時〜16時半
(火曜休園)


梅田ロウバイパーク
湖畔に広がる花の名所/春はミツマタと桜競演

 梅田湖畔に広がる同パーク。梅田トンネルを過ぎるとすぐ右手に駐車場が見えてきます。冬のロウバイで有名ですが春にミツマタ、秋にヒガンバナなどさまざまな四季の花が楽しめることをご存じでしょうか?

 ミツマタは三つのまたに分かれた枝の先に丸い花をつけたかわいい低木。よく見ると小さな黄色い花が集まって半球形をつくっていて、うつむくように咲く姿もかれん。満開になると、甘くさわやかな香りがするそうです。


取材時に咲いていた
スイセンとロウバイ

 取材時はまだロウバイが咲き誇っていてミツマタは3月すぎに咲き始める様子。お話を伺った「台緑地の自然環境を考える会」の石島さんと前原さん。梅田ロウバイパークの年間整備は全て同会がボランティアで行っているとのこと。「シノ畑を20年かけて開墾して、ロウバイ祭りを始めてから13年たった。ここは釣りもできるし景色良いでしょ。春は桜とミツマタの競演が見られるよ」と。梅田の自然を愛する気持ちが伝わってきました。

【情報】

梅田ロウバイパーク
桐生市梅田町5丁目地内(梅田台緑地公園隣接)
0277・32・1483
(梅田公民館)