異国料理特集の第2弾。遠くへ行かずとも出会える本場の味と、店ごとに異なる異国の空気感を紹介します。料理の個性と空間づくりに触れながら、まだ知らない一軒との出会いを楽しんでみませんか。

❶ スターサンジ大間々店/スパイス香る本場インド料理

 インド出身のオーナー、カレル・ラムさんは2004年に来日後、九州で調理師として働くうちに「日本人にもっと本場のインド料理を知ってもらいたい」と思うようになり、2008年、縁あって大間々町にスターサンジ1号店をオープン。今では群馬県内に5店舗を展開しています。

 40種類以上のスパイスを独自配合して手作りするカレーはもちろん、タンドール料理、ナン、単品料理もラインアップ豊富。今回ご紹介する人気のランチメニュー「日替わりセット」は本日のカレー、ナンまたはライス、サラダがセットで770円(プラス110円でソフトドリンク付きに)。取材日のカレーはバターチキン。奥深いうま味が体に染みます♡ 他にエビ、キーマ、シーフードなど7種のカレーを日替わりで提供しています。

 毎月最終木曜日は単品メニューが半額に(セット、ドリンク、お弁当は対象外)。カレーは辛さが1(子供用)から6(激辛)まで選べますよ。

【情報】

スターサンジ大間々店
みどり市大間々町大間々62-11
0277・73・0201
無休


❷ キッチンウクライナ/本場仕込みのボルシチが絶品!

 ロシア軍のウクライナ侵攻が始まった2022年3月、シェフのナタリヤさんは桐生に住む娘スウィータさんを頼って来日しました。長引く避難生活の中、支えてくれた人たちへの感謝を込め、2024年10月に同店をオープンしました。

 この日いただいたのはランチDセット(1300円)。世界遺産にもなった『ボルシチ』をメインに、キャベツとベーコン入りのパン〝ペリジョーク〟とサラダが付きます。ビーツやキャベツ、ジャガイモ、ニンジン、肉を煮込んだ赤いスープはウクライナの家庭の味。「最初はそのまま、あとからサワークリームを」とスウィータさん。混ぜるとコクとまろやかさが増します。

 使用している野菜は長野の農家から産地直送。赤い色の決め手となるビーツは自宅でも栽培しているのだとか。

 鶏だしの麺『ブリオン』やクレープのような『ムレンチ』など多彩な料理がそろい、ポテトの水ギョーザ「ワレニキ」の皮やサワークリームも、ウクライナで40年料理人として働いたナタリヤさんの手作りです。

 日本語がまだ不慣れなナタリヤさんを支えるスウィータさんは仕事を掛け持ち中。「ママのためにもがんばらなきゃ!」。人柄も魅力の一つです。

【情報】

キッチンウクライナ
桐生市仲町2-7-11
090・2782・1579
火曜定休


❸ ASIA GARDEN アジアガーデン/ベトナム料理は野菜たっぷりでヘルシー

 昨年12月にオープンしたというアジアガーデン。店内は広く60人以上の利用可能、個室も充実しています。ベトナムのお酒も豊富で飲み放題プランもあるのでパーティーや宴会などにも適しています。店名の通り外にもテーブルがあり、これからの季節はピクニック気分で食事することもできますね。

 客層はベトナム人が多いそうですが、ランチなどは日本人もちらほら。ランチメニューは11種類あり1150円です。フォーやチャーハン、日本のサンドイッチのようなバインミーなどのメインに春巻きなどの副菜、ベトナムの代表的スイーツのチェーが添えられボリューム満点です。

 ベトナム料理は野菜がたっぷり使われていてとてもヘルシー。タイ料理と似ているのかなとおもいきや、強い香辛料は感じられず、全体的にほんのり甘く優しい味です。ソースや各テーブルに配置されているニンニクとタケノコの漬物(のようなもの)で、自分の好みに味変を楽しめます。

 曜日でメニューが変わるテイクアウトは520円〜。焼き鳥やギョーザなどの素材販売もしています。

【情報】

ASIA GARDEN
アジアガーデン
太田市藪塚町1501
080・4576・0710
月曜定休


❹ ZAM ZAM ザムザム/パリパリに焼かれたナンがおいしい!

 2022年にオープンした同店。店名はサウジアラビアにあるザムザムの泉から。そこから湧き出る水はザムザムの水と呼ばれ、イスラム教における聖水のようなものらしいです。

 群馬大学のそばにあるためランチもディナーも学生a専用メニューがあり、通常よりちょっぴりお安くなっています。そのため、多くの学生が来店するのだとか。客のほとんどが日本人のため味付けも日本人好みに寄せています。

 今回は人気のランチメニューCセットをいただきました。8種類のカレーからバタチキとほうれん草チキンの二つを選び、辛さは5段階の中から一番辛くない1のマイルドに。これにプレーンナンとライスとサラダ、タンドリーチキン、ドリンクがついて1130円。バターのコクとほんのりした甘みが万人ウケしそうなバタチキ。ほうれん草チキンはあっさりしていてヘルシーな感じ。そして私が推したいのはナン。油っぽくなくカリカリ、パリパリの表面に中はもっちり。ニンニクナンも味見させてもらったのですが、香ばしく焼けたニンニクだけでカレーがなくても食べられそう。プレーンナンのほかにチーズ、ガーリック、キーマ、ゴマ、カシミリの5種類あり、セットのナンも変更できます(プラス200円〜)。ほかランチメニューは850円からあります。

 昨年11月には大間々さくらもーる店もオープン。ほか、前橋にも店を構え、近々伊勢崎店もオープン予定とか。テイクアウトにも対応しています。

【情報】

ZAM ZAM
ザムザム
桐生市天神町2-7-4
0277・66・9530
無休


❺ SELOKEBAB セロケバブ/キッチンカーでおなじみのケバブ屋さん

 

 人手不足で閉めていたお店を2月から再開させた同店。店名の〝セロ〟とはオーナーの愛称なのだそう。こちらの店舗をはじめ県内全域、栃木、東京、埼玉、宇都宮と関東近郊でケバブの屋台やキッチンカーのほとんどをセロケバブが運営しているそうです。この辺りでいうとトライアル笠懸店やMEGAドン・キホーテ伊勢崎東店のキッチンカーを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。

 こちらのランチは平日の11時から14時まででテイクアウトのみとなります。人気はやはり各種ケバブサンド(700円〜)。プラス100円でドリンクがつきます。ケバブ丼、フライドポテト、ドリンクのセット(900円)もあります。学割100円引きもありますよ。

 そして18時からは居酒屋として営業中。トルコの伝統料理〝サチカブルマ〟やブドウの葉などでブルグルや米などの穀物やひき肉などの具材を巻いたトルコの代表的な煮込み料理の〝サルマ〟、 薄いパイ生地の層の中にくるみ、ピスタチオを挟んで焼いた甘いデザート〝バクラバ〟などのトルコ料理が楽しめるのはもちろん、焼き鳥・唐揚げといった日本の定番メニューもあります。

 客層はトルコ人と日本人半々くらいで若者が多いそう。異国文化の交流を深めあっているとか。テイクアウトやウーバーイーツにも対応しています。

【情報】

SELOKEBAB
セロケバブ
桐生市相生町1-303-1
0277・32・3848
水曜定休