群馬県太田市新田エリアに、新たな複合施設「エアリスベース」が完成した。老朽化した新田図書館を移転・拡充するとともに、保健センターや西サービスセンターを集約し、市民が幅広く利用できる空間として整備された。市民の投票により命名されたこの施設は、行政・文化・スポーツの拠点として地域の活性化に寄与することが期待されている。
(2025年2月18日付「みんなの学校新聞」記事から)

エアリスベースの特徴
「エアリスベース」は、歴史ある新田地区の文化や地形を生かしつつ、現代的なデザインを取り入れた施設として誕生した。城塞(じょうさい)を思わせる外観や屋上の緑化が特徴的で、今後、地域の交流拠点として機能していく。

施設の設計は、太田市美術館・図書館を手掛けた平田晃久建築設計事務所が担当。開放的なデザインが特徴で、屋上には芝生が敷かれ、くつろぎのスペースとしても活用できる。特に注目すべきは、県内の公立図書館では最大級の1万5000冊の漫画を蔵書している点。往年の名作から最新の人気作まで幅広く取りそろえられ、世代を問わず多くの人々が楽しめる空間となっている。

また、隣接するスケートパーク「エアリススケートパーク」や緑豊かな「エアリス小さな森」、改装中の文化ホール・アリーナとともに、新田エリアの魅力をさらに高める役割を果たしていくことが期待される。
【場所】太田市新田金井町6-1(新田庁舎東側)
2月23日にオープニングイベントを開催
エアリスベースの完成を記念し、2月23日に竣工(しゅんこう)記念イベントが開催された。午前10時からの式典を皮切りに、スケートパークでは豪華デモライダーによるパフォーマンスやミニコンテストが行われた。また、エアリスベース1階では健康フェアが開かれ、体組成測定や血圧測定、お口の健康チェックなどの体験コーナーが用意された。
さらに、地元の飲食店やショップが集まるマルシェも開催。駐車場に設けられた特設ステージでは大道芸やウクレレ演奏、チアリーディング、ダンスパフォーマンスが行われた。 (編集部)
本記事は「みんなの学校新聞」で読むことができます
https://np-schools.com/news/12536
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