
今回は前回の続きを話そうと思っています。
私の父が「俺の友達の娘の勉強みてやれ」が、この仕事に入る、事の始まりだった気がします。意に反して、勉強が仕事になってしまった私が、子育ても看病も孫育て(これはまだかも)も終えると仕事だけになりました。夕方からの仕事です。本来は昼間を余暇として楽しめばいいのですが、なぜかそれはちょっと気が引けます(やっぱり古いのかも)。学生時代の延長で夜のバイト(家庭教師)から塾(夜の仕事)に入ったので、リアルタイムでテレビを見る習慣は今もありませんが、学生時代から深夜映画や深夜ラジオはよく見たり聞いたりしていました。それが今は録画や配信ですね。今、ふっと頭に浮かんだのは、ナッちゃんチャコちゃんの「パックインミュージック」でした。懐かしいなぁ。
と、いうわけで、看病も子育ても終えて時間ができた私は、今また青春で昼も夜も授業準備に使えるので、いつもお勉強で学生しています。でも勉強量は今の方が全然多いですね。
生徒には「いかに難しいことをいかに易しくいうかが私の仕事だから」と言いますが、入試問題を考えて分かるように教えるのは楽しいです。英語でいうとfunではなくinterestingですね。ただ面白いだけでなく奥が深いです。本当に分かってくれると、特に関数や物理化学はよく伸びます。毎年中3は夏休みが終わるまでに数理英の教科書内容と期始めテストの勉強を終えて、9月上旬には入試問題の演習(過去問題)に入っています。数学は20年分くらいはやれるので、うちの高校生たちに言わせると入試の方が易しかったようです。ミスは誰でもある。ミスを減らして自己ベストであればいい。1番でなくてもいい(でも1番がいます)。点くれ問題を落とすな!大問そっくり落とすんじゃない。よく読めば一つか二つは取れる。諦めるんじゃない。といつも言っていますが、今年の受験生のんきです。
この仕事を連綿とやってこられたのは、大好きな子どもたちの心身の成長期にお勉強のお手伝いをして、成長を見守っていけるからかなと思っています。ちょっと買い物や病院、ランチに出掛けても卒業生や親御さんに声を掛けていただいて、楽しく立ち話をすることも多いです。桐生に生まれて、桐生で好きな仕事ができて幸せです。



