
人生にはスパイスが必要だ。しかしスパイスの調合に失敗し続けてきた私の人生をお送りしています。2回目は「親知らず子知らず②」です。
現在の主人とは再婚同士です。数年同居後主人が脳梗塞で倒れ、病院で婚姻届を書いて結婚しました。
最初の結婚では家族全員に反対されたのにもかかわらず結婚しました。反対されたにもかかわらず小さい頃からの夢「お嫁さん」に憧れた私は反対されればされるほど「結婚したい」になり家族の反対を無視し結婚したため、冬の寒い日もはだしで赤ちゃんだった息子を抱え川の辺まで逃げては「帰りたい」「お父さん、お母さん助けて」と息子を抱え泣いていました。
「親の言うことは当たっている」という言葉を耳にしますが、この時から親の言うことは本当なんだなと身をもって体験しました。親は子供の人生よりも長く生きていていろいろな経験をし子供を産み、その子の性格も知っている。そして何より子供への愛情を持っているからこそ、その子が危険な道に進まないように助言をするのです。しかし子供は「うるさい」「余計なお世話」「何もわかってないくせに」となってしまうのです。
数年耐える毎日でしたが次男も生まれ「もう限界だ」と思い離婚し「シングルマザーの道を選ぶ」ことを選択しました。両親には怒られると言い出す時には人生で一番緊張した時でしたが、私に父が言った言葉は「もういい。子供は連れてきなさい」「俺は父親になれないかもしれないが、この子たち(孫)の、じぃちゃんであって父親になるんだぁ」と笑顔で言ってくれ、元主人には「こんな娘だが私にとっては大切な娘なんだよ。もう娘に手を上げないでほしい。別れてやってくれ」でした。
その時の父の声・言葉・顔が今でも鮮明に焼き付いています。そして現在の家族に感謝しています。
現在の夫が倒れた際に義母には現在までの自分、離婚歴・前夫との息子や孫までいること、若い頃にもう子供ができない体になってしまったことを伝えました。
義母は笑顔で「そんなの関係ないじゃない」とにっこりと笑い、亡くなった義父のお墓に行き「お父さんかわいい子が一緒にきてくれたわよぉ。お父さんが生きていたら康子さんのこととってもかわいがってくれたわよ」と神々しい光に包まれた笑顔で言ってくれた。
こんな私を受け入れてくれた家族を守りたい。そう決めたのです。



