3月4日はバームクーヘンの日らしい。1919年の3月4日にドイツ人のカール・ユーハイムが日本で初めてバームクーヘンを販売したことにちなんでいるとか。バームクーヘンはわたらせ・闇ライターこと、しいたけの大好物。書かずにはいられません
定番と言えば、そのカール・ユーハイムが関わった神戸の「ユーハイム」。わりと多くの百貨店でも手に入れられ、手土産としても喜ばれますよね。
でも、塾の講師をしていたしいたけは「1919年」という年号に目が行ってしまいました。
1919年と言えば、第一次世界大戦が終結し、パリでベルサイユ条約が結ばれた年。この年、アジアでは3月1日に朝鮮で日本からの独立を求めて三・一独立運動が起こります。中国で抗日運動である五・四運動があったのも1919年です。
調べてみると、カール・ユーハイムもシャントン半島にある青島(チンタオ)で日本軍の捕虜として連れてこられたようです。やはり戦争とは無縁ではなかったようですね。広島でドイツ人捕虜の作品展示会があり、そこに出品したのがバームクーヘンだったとのこと。あの美味しい焼き菓子の裏側には、こんな悲しく切ない歴史があったんですね。
いまやすっかり日本人に愛されるお菓子の一つとなったバームクーヘンですが、年輪を重ねるような形なので縁起物としても好まれます。長寿の祝いや結婚式など幸せを彩るお菓子としても有名ですよね。
しいたけも結婚式の引き出物はバームクーヘンでした。いろいろバームクーヘンを食べ比べた中で、しいたけ的日本一は滋賀のCLUB HARIEのバームクーヘン。いまでもプレゼントの時にネットで購入したりしています。絶対、オススメです。