出迎えてくれる笑顔とともに、印象に残るのがスタッフの制服。そのデザインには、施設のこだわりやおもてなしの心が静かに息づいています。今回は、大切な役割を持つ宿泊施設の制服のご紹介です。
清潔感・信頼性・一体感 大切な役割を果たす
個性がキラリと光るお仕事制服(宿泊施設編)
桐生グランドホテル/開放感と清涼感を演出するアロハ
相老駅(東武鉄道/わたらせ渓谷鐵道)に近い閑静な住宅街の中でゆったりとしたくつろぎの時間を提供している桐生グランドホテル。宿泊だけでなく、宴会や会議、ウエディングパーティーなど多くのシーンで利用されています。
普段はフォーマルな制服を着用している同ホテルも夏は季節感とちょっとしたリゾート感を創出するために、カラフルで華やかなアロハシャツ姿のスタッフが迎えてくれます。
「涼しくて動きやすく、明るい印象の制服は気持ちも上がります。清涼感があるとお客様からもご好評いただいています」と笑顔で丁寧に話してくれた高橋拓巳(たくみ)さんは主に宴会の接客を担当。
「企業の暑気払いなど、大人数での貸し切り利用もできるガーデンバーベキューが期間限定で楽しめます。開放的な芝生の上でキンキンに冷えた氷点下の生ビールをどうぞ」と最高のシチュエーション提案もしてくれました。バーベキューは予約制です。
【情報】桐生市相生町5-111-3☎0277・53・6211
桐生グランドホテル
桐生市相生町5-111-3
0277・53・6211
パークイン桐生/動きやすさ◎涼しげブルーの夏制服
6月から夏仕様になりリボンの色が涼しげなブルーになりました。ちなみに男性のネクタイ(ぐんまちゃん柄)もブルーに替わりました。「スタイルが良く見えて、動きやすいので好きです」とフロント業務の西村優来(ゆら)さん。制服は数年ごとに替わりますが、その都度、実際に着用するスタッフが選ぶそうです。そのため着やすさはもちろん、かつ業務に最適な制服が選ばれます。スタッフの意見や感想が反映されることで、より仕事へのモチベーションが高まり、自信を持ってサービスを提供できる一因となっていそうです。
また、パークインでは宿泊者にうれしいサービスとして薪(まき)ロウリュウサウナ「ニノサ」と提携し、利用料金を割引価格に。ホテルから徒歩3分で、気軽に日々の疲れを癒やせます。もう一つは7時~10時の時間内で無料送迎してくれる便利な「朝の送迎サービス」。火曜〜金曜の5キロ圏内が対象です。エリアで予約順となりますが、混雑時は相乗りになることもあります。仕事や観光に活用できると、利用者から大変高い評価を得ています。
パークイン桐生
桐生市巴町2-2-3
0277・22・8910
地蔵の湯 東葉館/おしゃれで機能的 動きやすく乾きやすい
足利市葉鹿町、「地蔵の湯」の名で地域の人々に長年愛される温泉旅館業務はフロントのほか、宿泊や食事どころ、露天風呂もある温泉など多岐にわたり意外に行動量が多いそう。それらを迅速に行えるよう制服は伝統ある旅館の清楚(せいそ)なイメージを維持しつつ動きやすいものが主体。冬服は作務衣(さむえ)風ですが夏服の今は黒を基調とした千鳥格子柄のシャツタイプに黒のエプロンを合わせるスタイルで、調理場や運転手さん用などでも変わります。
創業した曾祖父から数えて4代目となる若おかみ、周東咲子さんは夏服について「とてもおしゃれで動きやすく乾きやすい」とお気に入りの様子。「まだ、若おかみ修業中」と謙虚に話す咲子さんは調理から配膳、フロントなどでの接客のほか、25人いる従業員のシフト作成、マネジメントまで幅広く奮闘しています。
年上の従業員も多くプレッシャーを感じることもありますが、「みんなで協力してよりよいサービスを提供したい」とチームとしての旅館運営に今日も「修業中」です。
地蔵の湯 東葉館
足利市葉鹿町1981
0284・62・0136
東横INN桐生駅南口/すがすがしいデザイン 色も着心地も◎
2022年12月に国内全店のフロントスタッフの制服を一新。新制服は「toyoko blue」と呼ばれる同社ブランドカラー(鮮やかで深く青いブルー)と調和する、ネイビーとライトブルーの2色展開となっています。
トップス、スカート、パンツはストレッチ性の高い素材を使用していて動きやすく快適。スカーフとポケットチーフも制服と同様のカラーリングで、シンプルモダンなストライプ柄と幾何学柄が用意されています。
制服を着る仕事は初めてという新井そのかさん。「着替えると仕事モードになれます。エレガントな制服でうれしいです」。その日の気分でボトムスを替えたり、スカーフの巻き方を工夫できるのも気に入っています。
新井さんが担当するフロント業務は1勤務25時間の後、2.5日間の休日というサイクル。まる一日接客することで「安心と親しみを感じてもらえたら」と笑顔。イチ押しは焼きまんじゅうの老舗「に志きや」オリジナルソースのサンドイッチ。同ホテルの朝食でしか食べられない限定メニューだそうです♪
東横INN桐生駅南口
桐生市巴町2-1810-18
0277・44・1045
HOTEL R9 The Yard桐生/動きやすさとカッコよさを両立
HOTEL R9 The Yardでは黒の帽子・ポロシャツ・エプロンが制服。「動きやすく、カジュアルな感じがカッコよくて気にいっています」と客室清掃担当の松井梢さん。仕事着っぽくないので、そのまま買い物に寄ったりもしているそうです。業務は思っていた以上に体力勝負。動きやすいという条件は必須。慣れてきた今はお客様のために部屋を整えることにやりがいを感じ、達成感を味わっているそうです。
部屋の中は想像以上の快適空間。揺れや騒音も感じません。同ホテルはそれぞれの客室にナンバープレートと車輪が付いており、有事の際はけん引車で移設できる仕組みになっている「レスキューホテル」。桐生は記念すべき通算100カ所目になります。
そして現在、100店舗達成記念キャンペーン「HOTEL R9 The Yard感謝祭」 を実施中。公式サイトから6月30日までに予約(9月30日までの宿泊)で15%オフになります。詳細は公式サイトをチェック。
HOTEL R9 The Yard桐生
桐生市広沢町1-2785-1
0277・46・8016