ぜいたくかつ快適にアウトドアを楽しむ宿泊スタイル「グランピング」。その魅力はキャンプ初心者には ハードルが高いテント設営や食事の準備なしで自然体験できること。おととしの第1弾に続く今回も、個性豊かなグランピング施設をご紹介します♪
❶ 群馬県オートキャンプ場 十二の杜/中之条町
草津温泉と沢渡温泉の間、中之条町入山に位置する「十二の杜(もり)」。見渡す限りの大自然を満喫できる、オープンして3年目のオートキャンプ場です。
林間の40以上あるキャンプサイトに加えてグランピング施設が併設されています。近くを流れる川のせせらぎと鳥のさえずりを聞きながら、自然との共生を味わえるロケーションです。
キャンプ場内の一番奥、少し小高くなった場所には2棟のグランピング施設。ドーム型の居住空間にはシングルベッド3台とダブルベッド、ソファベッドが1台ずつあり、6人まで快適に泊まれる空間が広がります。テント内から目前の大自然を見渡せるほか、夜には天窓から星空を眺めることもできますよ。

運営するのは草屋根や薪(まき)ストーブなどを販売するG.k.Worksで「草屋根と薪ストーブのある暮らし」を発信。ドイツ製最高級の鋼板製薪ストーブはとにかく炎が美しく時間を忘れて眺めていられます。
ユニットバスと個室トイレ、洗面台も設置されているため、快適さはハイクラスのホテル並みといっていいくらい。併設する半外のバーベキュースペースには屋根もあり、雨天時も雨にぬれず楽しむことができます。
快適にゆったり過ごすこともできることから、年配の家族連れの宿泊も増えているそうです。


群馬県オートキャンプ場
十二の杜
中之条町入山4049-28
0279・82・5576
❷ 水沼ヴィレッジ/桐生市黒保根町
ホットランドグループのホットランドネクステージが手がける同施設。わたらせ渓谷鐵道「水沼駅」からすぐ、五つのグランピング施設はアルタイル、デネブ、ベガ、アンドロメダ、シリウスと星の名前がついた「星グランピング」。
シリウスはペット同伴可で、最大4人(6歳以上)と、ペットは中型犬の場合1匹、小型犬の場合2匹まで泊まれます。


森の中を切り取ったような、囲われたプライベート空間には広い芝生もあり、わんちゃんを自由に走らせることも。お部屋の目の前にあるプライベートサウナでロウリュウを楽しんだ後は、地下からくみ上げた軟らかい水のぜいたくな水風呂に漬かれます。
宿泊者は無料で入れる水沼駅直結の天然温泉「水沼の湯」も歩いてすぐ♪ 食事はグランピングと同じ敷地内の全天候型BBQ「スミテラス焼肉BBQ」や、自然と調和したカフェ「シカモアカフェテラス」で楽しめます。
写真の「和栗モンブランパンケーキ」(1280円)はシカモアカフェの秋のイチオシメニュー。チェックイン前、チェックイン後に、ゆったりカフェで過ごすのもおすすめです♪


水沼ヴィレッジ
桐生市黒保根町八木原579-1
0277・32・4344
❸ AKAGI GLAMPING VILLAGE(赤城グランピングヴィレッジ)/前橋市
2024年オープンしたグランピング施設。建機レンタルを主力とするコーエィが管理運営しています。「環境システム荻窪公園」内にあり、道の駅「赤城の恵」、天然温泉「あいのやまの湯」に隣接。特に出掛けなくてもここだけで一日中楽しめます。
特筆すべきは全ての客室に、あいのやまの湯の温泉を引いたプライベート浴室があること。ひのきが香る半露天温泉に、いつでも好きなだけ入れるなんて優雅ですよね♪

各ドームごとに演出が異なります

全7棟のドーム型テントは、それぞれのテーマに沿ったステキなしつらえが。うち3棟は愛犬と泊まれるドッグドームで、室内から続くプライベートガーデンも用意されています。
夕食は「上州麦豚」をメインに、地産野菜やフルーツなどを楽しむBBQほか11月からすき焼きメニューがスタート! 朝食はホットサンド、フルーツ、ヨーグルトなど。素泊まりにして道の駅売店、あいのやまの湯レストランを利用する人もいるそう。持ち込みBBQも可能です(要グリルレンタル代)。
フロント兼カフェ内のフリードリンク、マンガはお部屋に持ち込み可。宿泊者はあいのやまの湯利用が無料です(プールご利用は要キャップ&水着)。


AKAGI GLAMPING VILLAGE(赤城グランピングヴィレッジ)
前橋市荻窪町530-1
090・6057・2038
