寒い冬に、見ているだけで心が和むオリジナル作品づくりはいかが? 今回は「ステンドグラス工房Aiko」「革ひと」にご協力いただき、足元を優しく照らすステンドグラスとナチュラルな革小物づくりに挑戦しました。
ステンドグラスランプ手作り体験/ステンドグラス工房Aiko

ステンドグラスの購入、オリジナル作品のオーダーができるほか、ステンドグラス教室も併せ持つ同工房。まずはここから始める人が多いという「体験教室」(2時間、3500円、要予約)に行ってきました。足元を優しく照らすフットランプを丁寧にレクチャーを受けながら作るコースで、完成した作品は持ち帰れます。芸術性の高いステンドグラス作品がどのように作られるのか、この体験教室で、ぐっと理解が深まりました♪
型紙を切り、ガラスの表面に型紙を当て、サインペンで輪郭をなぞるところからスタート。
オイルカッターでライン上をなぞるように切ったら、次はルター(研磨)器での研磨。ガラスに型紙を透かして、ぴったりになるまで研磨します。




研磨したパーツの縁に、コパーホイルを巻きつけるのも大切な工程。コパーホイルを巻いた部分に、ハンダ付けするからです。


均等になるよう丁寧に巻きつけたら、6枚のパーツをテープで仮留めし、ハンダで点付けしながら固定します。内側、外側のガラスをつなぐ部分、底の座金にフラックスを塗ってからハンダを流し接合。熱が取れたら全体を水洗いします。

いよいよ仕上げ。塗ると黒くなるブラックパティーナでハンダ部分を染色し、仕上げにワックスを塗り、電球を取り付けて完成です♪

※安全最優先で体験できますが、参加は小学校高学年以上がおすすめです。
教えていただきました

ステンドグラスを生活の一部として
ステンドグラス工房Aiko 主宰 延命愛子さん
ステンドグラス作りを始めて30年以上になる延命さん。
「ステンドグラスを生活の一部として彩ってみるのも演出の一つであり、おそばに置いていただくお手伝いをさせていただけたら幸いです。ガラスを通して放たれる色とりどりの優しく温かな灯を、皆さまにお届けできればと、この時を共有できたらという気持ちで日々の作業を進めています」
工房に展示している延命さんの作品購入はもちろん、希望に合わせたオリジナル作品のオーダーも受け付けています。「体験教室」のほか、月6000円(材料費・工具費別途)の「ステンドグラス教室」ではよりじっくり学べて、ステンドグラス作りの知識と技術を身に付けられます。
ステンドグラス工房Aiko
桐生市東4-4-18
090・2155・8492(水曜休み)
レザークラフト体験/革ひと

ポーチ、財布、キーケースなど実用的な革小物のクラフト体験ができる同店。裁断済みの革を組み立てる「手作り体験」と、革を好きな色で染めて組み立てる「手染め体験」の2コースがあり、それぞれのサンプルから作りたいものを選びます。今回は手染め体験の眼鏡ケースを作ることに。
手染め体験では店主の平塚さんに革を裁断してもらうところから始まります。使用する革は自然な風合いが魅力のヌメ革。使い込むほどに味わい深くなる、革好きにはたまらない素材です。


次に染める色を決めます。「初めてだしイメージ湧かない」と迷っても大丈夫。見本で試し塗りできるし、染める工程で色を濃くしたり変えたり重ねたりできます。塗り方も自由。スポンジを使いたたく、広げる、筋を入れる、すべらせる…。「失敗はないです。アクシデントも良い味になりますから」と先生。心強い言葉に安心して染色できました。


その後、本体に刻印をします。数字、アルファベットなどいろんな種類があり、お互いの名前を刻印したカップルもいたそう。リポーターは花模様を選択。自分の好きな刻印を好きな場所へ入れることで、よりオリジナリティーがUP! さらに美観と耐久性を高めるため、本体と鼻当て台に仕上げ剤を塗りコバ(断面)処理をします。



最後にホックを取り付けて組み立てれば、世界で一つだけのオリジナル眼鏡ケースが完成♪

教えていただきました

革のぬくもりと人を結びつけたい
革ひと 平塚さんご夫妻
オリジナル革製品の製造・販売の他、修理やリメイク、クラフト体験も受け付けている同店。ご主人の貴司さんはご実家の革バッグ製造会社で革職人としてキャリアを重ねるうちに、「人と人とのつながりを大事にするものづくりがしたい」という思いが強くなり独立を決意。3年前に東京都葛飾区から桐生市に移住し同店を開業しました。
クラフト体験は奥さまの敦子さんが担当。作れるアイテムが多くて作業も難しくなく、子どもから大人まで楽しめると好評です。基本料金は一人3520円(基本の材料費・講師料含む)。デザインにより追加料金となるアイテムもあります(オプション、デコレーションなども別料金)。所要時間は1時間ほど。予約は電話または予約フォームから。
革ひと
桐生市東7-1-48
0277・32・4177(木曜休み)



