過去の桐生タイムス紙面から、気になる記事を紹介する「わたらせさん、時をかける」。
今回は、2003年10月11日桐生タイムス紙面から「時をかける」!

2003年10月11日の紙面に、目に留まる見出しがありました。「ヒマワリ畑〝しょんぼり〟」「冷夏で育たず」
笠懸町(現みどり市笠懸町)上鹿田むらづくり推進協議会がボランティアで育てていたヒマワリ畑が、記録的な冷夏の影響で生育不良となり、開花も大幅に遅れていると伝えています。遊休農地を活用し、約8万本のヒマワリを時期をずらして咲かせる取り組みは、地域の名物として親しまれてきましたが、この年は花丈も伸びず、資料館側の畑ではほとんど育たない状態だったそうです。
毎年9月下旬から10月上旬にあわせて行われていたイベントも、花がそろわず開催は困難に。当時の記事からは、天候が地域の風景や催しに与える影響の大きさが伝わってきます。
そんな冷夏の年とは対照的に、今年は連日の猛暑。冷夏だった年が信じられないほどです。
みどり市観光協会のホームページによると今年、節目の第30回「ひまわりの花畑まつり」は、10月10日〜12日に開催予定。多彩な催しが企画されています。約20万本のヒマワリが一面に咲く光景とともに、秋のイベントを楽しんでみてはいかがでしょうか。