本城厳島神社(足利市)

 桐生市街地から車で約40分。JR足利駅の北、足利市役所の脇を少し行くと本城厳島神社があります。広い駐車場は裏手で、本殿の脇を通ると山門があります。正面に本堂、左側に社務所と本城二丁目自治会館を兼ねた建物、右側に美人辨天(べんてん)のお堂があり、その両隣には琵琶を持った「なで弁天」の石像が並びます。

お堂

 ここは寛政5(1793)年創建とされ、かつて清泉が湧く池があったことから、そのゆかりの神を祭ったと伝えられています。美人辨天のいわれは、本城に住む八重という女性の話に由来します。短命の家系に生まれ悩んでいた八重のところに、ある日、先達様が通りかかりました。お茶を出し身の上話をすると、先達様は「この地に清泉の湧く池があり、そこに弁天様が祭られています。そこに百日お参りすれば、あなたの人生は変わります」と言い残して旅立っていかれました。八重は毎日祈り続け百日目、一人の若者に出会い夫婦になりました。7人の子宝にも恵まれ、健康にも恵まれて102歳の天寿を全うしたと伝えられています。

 御祭神は「市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)」でその分身が朱色の六角の宮に納められています。両隣の像と合わせた3体で「美人辨天」と呼ばれています。

 開扉日は毎月第1、第3日曜日です。なお事務局は別の所にあり、そこで「美人証明」を発行しています。「美人」とは外見的な美しさではなく、女性の心の優しさを意味していて「健康・長命・美」のお守りとのことです。


【情報】

住所/足利市本城2-1860
(美人辨天・事務局)足利市本城2-1901-10
電話/☎0284・41・1382(飯野さん)