観戦チケット&齋藤真由美ヘッドコーチ直筆色紙プレゼント付き!

 バレーボールの新たなトップリーグとして昨年10月に開幕した「大同生命SVリーグ」。女子に参戦する地元の群馬グリーンウイングスは初のトップカテゴリーでの挑戦にここまで、勝利なく24連敗(2/2付)と苦しい戦いを強いられています。しかし、斎藤真由美ヘッドコーチ(HC)をはじめチーム全員は心ひとつに前向き。あきらめず戦う姿を見せ、トップリーグの迫力とバレーボールの魅力を伝えてくれています。まだシーズン半ば。新たなバレーボールの楽しみを見せてくれているグリーンウイングスを応援しましょう!

※情報は発行時点のものです

トップリーグならではの演出も魅力♪

立ちはだかる壁を突破し存在感を示せるか

 SVリーグ女子には14チームが参加。対戦相手13チームのうち、12チームはNEVやJTなど旧Vリーグ1部(V1)からの参戦で、残りの姫路も昨年のV2優勝チームでV1経験もあります。トップカテゴリーでは戦ったことのないグリーンウイングスにとってはすべての相手が格上のハイレベルなシーズンに臨んでいます。総試合数は4月まで44(ホーム戦22)と長丁場。2月2日時点の通算成績は立ちはだかる壁に苦しめられ開幕24連敗の最下位と厳しい戦いが続きます。

迫力ある選手入場演出

 しかし、地元にいながら日本代表クラスの選手のプレーや迫力などを間近で見れる機会ができたのはグリーンウイングスあってこそ。トップリーグならではの観客を楽しませる演出も体験できます。2・3月にはオープンハウスアリーナ太田(オプアリ)でのホーム戦も開催されるので国内最大級の大型ビジョンと体に響き渡る音響設備による大迫力空間で躍動する選手らを応援してみてはいかがでしょうか?

斎藤真由美HCインタビュー

初挑戦の厳しいシーズン渦中で思うことは?

「負け慣れしてはいけない」 挑戦すれば勝つこともあるし負けることもある

―折り返しとなりますが厳しいシーズンとなってますね
齋藤
 私の現役時代でも8連敗が最高でしたから(笑)。覚悟はしていましたが、1点の重み、1セット取り切って勝つたいへんさ、勝負の世界の厳しさをかみしめています。

―選手たちにはどんな言葉を?
齋藤 前向きな言葉をかけても人生にはどうすることもできない時もあります。選手も本当は励ましてほしいかもしれませんが、そこはプロですから。現実を受け入れて一緒に苦しんでいます。相手の高さやスピードには慣れますが、「負け慣れはしてはいけない」「負けても内容にこだわれ」とは伝えています。挑戦すれば勝つこともあるし負けることもある。でも、挑戦しなければ何もありません。とらえ方ですよ。

―これまでさまざまな苦しい経験もされてきました。選手への思いは?
齋藤 自分が受けた挫折はこんなものじゃありませんでした。だから、チャンスをいただけてるありがたさを忘れないでほしい。負け続けても毎日コートに来て練習する姿は誇りに思います。あきらめず、自分を信じてやり続けた人だけがコートに立てる世界。ストイックに自分が生かせる場所を見つけてほしい。

選手もベンチもまだまだ発展途上 全力を出し切ってシーズン後半へ

―試合内容ではセットをとっても、よい流れを引き寄せられず相手に持っていかれてしまう印象があります
齋藤 相手チームにはトップレベルで戦ってきた選手も多く、試合の中で力を入れるポイントの強弱のコントロールもできます。また、データを生かすベンチワークにもたけています。これに対して私たちは常にフルパワーでまだデータも生かしきれていない。まだまだ発展途上なんですね。

―シーズン後半に向けて
齋藤 発展途上だからこそチームワークが必要で、選手だけでなく全員で全力を出し切っていきたいと思います。私たちはチャレンジャーですから。(敬称略)


自分たちの力とやってきた努力を信じて終盤戦へ
白岩蘭奈副キャプテン、林田愛佳選手インタビュー

 グリーンウイングスにとって未知のトップカテゴリー初挑戦。初勝利に向け悔しい時間を過ごしている選手たちだが、齋藤HCの指導と持ち前のポジティブな明るさ、コミュニケーションで勝利への意欲はブレてはいない。試合スケジュールは半分を経過し残りのホーム戦も4月まであと8試合。チームをけん引する白岩蘭奈副キャプテンと林田愛佳選手にお話を伺いました。

—毎試合が格上チームとの戦いばかりですがこれまでの印象は? 感じる課題は?
白岩 私たちは平均身長が低い中でトスが乱れたときにリバウンドをしっかりとる、サーブで崩すなどいくつかのチームコンセプトがあるのですが、試合を通して徹底してやりきれていないのが他チームとの大きな差だと感じました。
林田 セットをとっても終盤にミスが増えてしまい勝ちきれていない。がんばってつなぎたいところでミスが出てしまう。練習での詰めの甘さを感じます。練習でできても試合では簡単なミスが1点につながるので、練習でそんなミスを減らしていきたいです。

—白岩さんは副キャプテン2年目となりますが連敗が続いていた時にチームのために心がけていたことは?
白岩 勝てない期間が続くと自分たちがやってきたことが合っているのか不安になります。難しいことですが、信じてやり続けることが大切なのは選手みんなわかっているので、そこをチームでブレないように意識しています。

—林田さんは常に笑顔と誰よりも大きな声でチームを鼓舞していますね
林田 チームにプラスになる選手であることを心がけているので、どんな時でも笑顔を絶やさずに声がけをしています。試合に出られないときは客観的に試合を見て必要な指示を出す「鶴の一声」的な声がけもうまくやっていかないとと思っています。コートに入ったら勢いをつけるように思いっきり盛り上げます。

—コートの出入りでは必ずお辞儀も忘れませんね
林田 高校がそのようなことに厳しかったのですが、大学時代に一度、イライラしていて忘れてしまったことがあり、その時に父親から「コートに立てるのが当たり前でない。そこに立つためにサポートしてくれている人がいる」と言われ、それからは忘れないよう意識しています。

—今後に向けて大切なことは?
白岩 やってきたことの精度を高めることとあきらめない気持ちです。
林田 「勝たないと勝たないと」では固くなってしまうので、「勝ちたいからこうしたい」というプラスの気持ちの積み重ねで全力を出し切ることだと思います。

—オフの日の楽しみは?
白岩 お気に入りのカフェに行って過ごすことです。紅葉などの景色を見に出かけるのも好きですが最近は試合も増えてなかなかできていなくて。
林田 あてもなくするドライブが好きですね。運転が好きというより、家にいるとバレーの映像とか見てしまうので、頭の切り替えの時間が好きで。ドライブしながら思いっきり歌うことも楽しみです。

—群馬で暮らしてびっくりしたことは?
白岩 乾燥がやばいくらいひどいですね(笑)。先日は北海道に遠征してきたのですが、寒くても湿度がぜんぜん違うのを実感しました。
林田 道路がせまい! 福岡も車は多いですが道路はゆったりしてます。あと、道を譲ってくれる人が多いです(福岡では譲ってくれず全く入れないときもある)。そこで温かい人が多い土地柄を感じます。食べ物ではこんにゃくが好きなのですが普通にスーパーで売ってるものもおいしくって種類もたくさん置かれていて驚きました。(敬称略)

「齋藤真由美HCの直筆サイン色紙」を1名様にプレゼントします。

 応募はタウンわたらせ公式LINEやホームページから。はがきやメールの場合は、住所・氏名・年齢・電話番号・本紙の入手場所・本紙へのご意見ご感想を明記の上、ご応募ください。〒376-8528(住所不要)桐生タイムス社内タウンわたらせ編集室「齋藤真由美HCの直筆サイン色紙」係。締め切りは2月14日㈮必着。当選者の発表は発送をもってかえさせていただきます。

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 「2月15日㈯観戦チケット」を5組10名様にプレゼントいたします。ご希望の方は2月12日㈬午前8時30分から桐生タイムス社(桐生市東)までご来社ください。窓口で先着順に配布いたします。

 サイン色紙へのご応募もお待ちしております。

【取材協力】

群馬グリーンウイングス(一般社団法人グリーンウイングスGUNMA)
住所/前橋市元総社町194
電話/☎027・254・3151(代表)