花冷えの中、桜花が満開を迎えております。

「散る桜 残る桜も 散る桜」

良寛の辞世の句とされるあまりにも有名な句です。良寛は、桜の花に自分の命を重ねて詠んだといわれています。私は、この季節桜花を見ていると本当に儚さを感じます。

卒業、入学、退職、入社、転居等々春は出会いと別れの季節です。涙と笑い、夢と挫折、悲喜こもごもが入り混じっているからです。

日めくりカレンダーのある詩が目に留まりました。
咲いたときが旬なのではない
若芽は若芽の、枯木には枯木の旬がある

私は、この詩がとても好きです。