群馬県教育委員会健康体育課は2025年12月22日、「2025年度(令和7年度)全国体力・運動能力、運動習慣等調査結果」を発表した。調査は25年4月から7月末にかけて実施され、小学5年生304校1万3641人、中学2年生163校1万3450人の児童生徒が対象となった。
※いずれの図版も群馬県HPを参考に編集部で作成
(2025年12月24日付「みんなの学校新聞」記事から)
理由は「公立離れ、私立志向の高まり」だけで説明できるのか?

体力合計点(80点満点)では、小学男子、小学女子、中学男子、中学女子のすべてで全国平均を上回った。小学男女は前年度とほぼ同水準だったが、中学男子は前年度より上昇し、中学女子もわずかに伸びた。とくに女子は小中ともに過去4年間、全国平均を上回る傾向が続いている。
1週間の総運動時間平均(体育の授業時間以外)については、小学男子516・61分(全国524・14分)、小学女子295・0分(同315・8分)、中学男子835・86分(同758・46分)、中学女子614・78分(同520・28分)となっており、中学生は大幅に全国平均を上回るも、小学生は男女ともに全国平均と比べて下回っている傾向が続いている。とりわけ小学生は全国的に前年に比べて総運動時間が大幅に減少している。


1週間の運動部部活動実施時間については、中学男子704・45分(全国655・76分)、中学女子692・17分(全国631・34分)とともに全国平均より長かった。
体格に関する調査では、肥満傾向(高度・中度・軽度肥満の合計)の児童生徒の出現率は、小学男女で全国平均を上回り、中学男女も全国よりわずかに高かった。前年度との比較では、小中学校とも大きな変化は見られなかった。

7割の小学校が体育の授業で教科担任制を導入しており、全国平均34・2%に比べかなり高い導入率であることが分かった。友達と助け合ったり、ICT(タブレット等)を活用したりすることで「できた」「分かった」と感じている児童生徒も全国より多く、体育・保健体育の授業の工夫が成果を挙げていることがうかがえる。
県教委は、「県内全ての小中学校で実施している『体力向上プラン』や、モデル校による授業改善の取り組みが、体力向上と体育授業の質的向上につながっている」と分析している。
一方で、小学生の1週間の総運動時間平均(体育の授業時間以外)が全国に比べ下回る状況が続いている点や肥満傾向の児童生徒の出現率が全国平均と比べて小中学校いずれも高い傾向が続いている点などを県教委は今後の課題として挙げ、家庭や学校医、学校給食センターなど関係機関と引き続き連携し、肥満傾向の対策を含め、児童生徒の健康的な生活習慣を目指した取り組みを推進するとしている。

(編集部)
本記事は「みんなの学校新聞」で読むことができます。
https://np-schools.com/news/16819
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