県立伊勢崎高校は3月28日、第6回「iTanQ“X”」を同校多目的室3階で開き、中学生向け学校説明会(特色ある教育活動編)を兼ねて実施した。生徒や教職員、地域住民ら約170人が参加し、探究活動の成果発表や世代を超えた議論を通じて学びを深めた。県外からは14校(中学1校・高校13校)が参加した。

(2026年3月30日付「みんなの学校新聞」記事から)


  SAH(スチューデント・エージェンシー・ハイスクール)事業の一環として行われたもので、探究活動への関心を高め、学校や地域の枠を超えた交流の促進を目的としている。

 午前の部では、探究や国際活動の成果発表が行われた。教員による三菱・みらい育成財団グランプリ受賞報告や海外視察の成果紹介に続き、生徒が「節電生活」や「国境を超える伊勢崎の味」「剛志駅から地域の活性化」などのテーマで研究成果を発表。長崎県五島列島や知覧・鹿屋でのスタディーツアー報告も行われた。

会場にはさまざまな立場の人が参加した
スタディーツアーの報告をする伊勢崎高校の生徒

 その後の「生徒—大人の交流会」では、中高生、教職員らが23の小グループに分かれ、「校則は必要か」「地方の若者は都市に出るべきか」など学校や社会に関する課題について意見交換。立場の異なる参加者同士が率直に議論を交わし、会場各所で活発な対話が展開された。

「生徒-大人の交流会」の様子/情報共有用の丸形のシート「えんたくん」もすっかりおなじみのツールに

 午後は、同校の探究プログラム「iTanQスクール(上野ゼミ)」第2期の閉校式と第3期の開校式を実施。続いて、社会学者の上野千鶴子東京大学名誉教授が「なぜ、女の子は難関大学をめざさないのか?」をテーマに講演した。講演後には「なぜ伊勢崎高校の女子は県内の大学に進学する人が多いのか」をテーマにパネルディスカッションを行い、さらにグループ討議で理解を深めた。

講演をする東大名誉教授の上野千鶴子氏
第3期iTanQスクール(上野ゼミ)開校式

 同校は「探究を軸にした学びの充実と、地域とともに育つ教育」を掲げており、今後もこうした取り組みを継続していく方針だ。 

(編集部)
※すべての写真は伊勢崎高校提供

本記事は「みんなの学校新聞」で読むことができます
https://np-schools.com/news/17739


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