この男、時代も常識もぶち破る。
サラリーマン金太郎 「暁」編

 本宮ひろ志の人気マンガ「サラリーマン金太郎」が連載開始から30年の時を経て新たに映画化。金太郎の誕生を告げる「暁」編と、金太郎が日本を牛耳る巨大利権に立ち向かう「魁」編(2月7日公開)の2部作で公開される。

 原作マンガはこれまでにも高橋克典、永井大の主演でドラマ化や映画化もされてきた。しかしその頃とは多くの価値観が刷新されコンプライアンスは厳しくなった。元暴走族のヘッドでマグロ漁師からサラリーマンの世界に飛び込んだ金太郎は昔ながらの行動力や腕っぷしを武器に信念を貫き通すことができるのか。譲れないものは絶対に譲らない勇猛さは変わらないが鈴木伸之主演の本作では過去最高にフレッシュさを感じさせる金太郎が誕生。こう着した令和の日本に新風を巻き起こす。

 監督は「ALIVEHOONアライブフーン」などの下山天。共演は城田優、橋本じゅん、尾身としのり、榎木孝明ら。

 元ヤンキーの矢島金太郎(鈴木伸之)は、青森県大間町でマグロ漁師をしながら息子を育てていた。あるとき海で漂流していた大和守之助(榎木孝明)を助けたことがきっかけで、彼が会長を務めるヤマト建設に入社する。人生初のサラリーマン生活に戸惑う金太郎だったが、持ち前の行動力や誠実さで黒川専務(尾美としのり)ら周囲の信頼を得ていく。一方、社内では官僚出身の大島社長(橋本じゅん)や彼の部下・鷹司(城田優)が会社を牛耳ろうとしており、金太郎は窮地に追い込まれた大和会長を救おうと立ち上がる。