
「まいど!」。職人・革工房の革ひと、平塚貴司です。せんえつながらエッセーなるものを4回にわたり書かせていただくことになりました。お時間あるときにでもしばしお付き合いください。
私、生まれも育ちも東京・葛飾、バッグ職人の長男に生まれ、祖父も靴職人(後にバッグ職人に転職)そんな環境だったせいか、自然と跡を継ぐことになり25年ほどたち、当時、年も50目前。その間いろいろありましたわ。
もともと父親とは意見が合わず何度かぶつかったりもしたけど、やっぱり根本的に考え方が違うんだよね。妻とはよく「いつか独立したいよね」って話してた。
そんな中、まずは東日本大震災。仙台と茨城にあった工場が被災。今思い出してもどうやって乗り越えたのか?記憶にないぐらい、とにかく大変だったなぁ。
そして、コロナパンデミック! これまた大変、とにかく会社を守るために必死だった。徐々にコロナも落ち着き、会社も補助金やらで何とかね。
その時思った「そうだ、独立しよう!」もう何かを我慢して会社のために時間を費やすのをやめよう!とか、やりたいことを挑戦する最後のチャンスだ!とか、別に東京に居なくてもオンラインで誰とでもつながれるじゃん!とか、なんだかいろいろつながった感じがしたのです。
まず独立するには場所の選定だろう、東京は地代が高すぎて無理。豪雪地帯は生きていける気がしない。どうせなら古民家をDIYしてみたい。などなどいろいろ探して悩んで約半年ほどグズグズして、うっかり桐生市にたどり着いた!
「なんで桐生?」とよく聞かれます。理由はいろいろあって複合的に一番バランスが良かったのだと思います。移住制度の充実、コンビニ、スーパーなどの利便性、災害のリスクが少ない、都内からのアクセスなどなど。息子(当時中学3年生だった三男)の高校についても自転車通学範囲になかなか良い学校があるのも大きな決め手の一つである。物件にも恵まれ、「ここに決めた!」。
とにかく移住支援金やいろんな人に助けてもらいながら、滞りなく移住できました。
ついに起業、晴れて独立完了です。
桐生に来て4年目に入ります。不安もあったけどなんとか生きてます。ご近所の皆さまが親切で助かります。これからもよろしくお願いいたします。
ではでは。


